今日はお国は違いますが、行政書士事務所主催による日米ビザセミナーがありましたので参加してきました。特に文化・交流が目的のJ-1 Visa を中心としてのレクチャーとなりました。アメリカはオーストラリアも同様に移民の国のため、比較的ビザ審査が厳しい・・・といわれている国でもあります。 今回、直接アメリカ大使館領事よりこのJ1ビザの説明および、米国弁護士によるこのビザの活用方法などが紹介されました。
J1ビザはアメリカにおいての実務経験や研修をとおして、現地における経験をその後に活かすという意味で、もともとは若い人がターゲットに作られているようですが、専門性を必要とする実務研修などは、年齢も上がるため、40代でも申請が可能という点はフレキシブルに感じます。
そして、受入れ先としてのスポンサーが必要になりますが、このスポンサーが存在しない場合、Cultural Vistasという団体を通じて申請することにより、スポンサー業務を担って、申請可能となる、というしくみまであることを知りました。今、日本の企業は現場での経験、そしてグローバル人材育成のためにもこの、他国の環境においての実施研修はとても需要が高まってきていることが事実です。似たようなビザに社内研修向けにH3 ビザがあるそうですが、これは、研修プログラムを提出したり、何よりもOJT向けではないことをふまえ、J1ビザを企業が活用することにより、その後のビジネスにおいてもメリットが高まる、ということを実感し、そして、これらの活用を大使館(政府)自らが、おおいにプロモーションしていることがとても印象的でした。 年々、このJ1はフレキシブルになってきているようで、2度目、3度目の申請も可能になってきているようです
仕組みとして非常に柔軟であり、かつ、できない対応も可能にしていくようなPositive な仕組みづくりがあるという点が、非常にアメリカ的かと感じた次第です。
これらをふまえて、このビザをオーストラリアに比較した際に、該当するのは何か、と思いましたが、考え方としてはJ1= Working Holiday, H3=Occupational Trainee (442) というところでしょうか? 実際に、Cultural Vistas 担当者に伺ったところ、やはりJ1の位置づけはWorking Holidayのイメージのようでした。
そうなると、やはりオーストラリアにおけるストラテジーはもっとこの「グローバル人材育成」という主旨のビザ活用方法を真剣にとらえ、そしてプロモーションしていかなければ、まったくアメリカをはじめとして他国より魅力よいもの、というのは困難である、ということを痛感した次第です。
少なくとも、このJ1は年齢制限がない、という点が1つ大きなポイント、そして、Cultural Vistasによるアレンジで、カスタマイズし、渡航できるようなプロセスを導いているということ。フレキシブルに対応できるこのJ1は特に今、企業にとっては魅力的なものになる、と思ってしまった次第です。
そして、やはり先端はアメリカ・・・・という日本の企業イメージもありますので、この点もふまえて、オーストラリアは差別化、そして、もっと企業に関心をもってもらえるようなアプローチは必要と感じました。
ワーキングホリデーをはじめとして、政府主導になり、その活用方法についてImmigration 担当が直接セミナーにてレクチャーしたり、あとは、申請しやすくするためにOccupational Trainee (442)の位置づけについても、もっとかみ砕くことができれば、オーストラリアにおける研修価値も高まると感じており、企業に対するメッセージとして提示することでイメージも大いに変わると感じています。
J1-WH としての位置付けを考慮するならば、もっとWHについて「価値の高いWHの過ごし方」などプロモーション方策は考えられると思います。
J1で若い人たちに利用される目的として「インターンシップ」についても随分紹介していました。この点のしくみは十分オーストラリアWHにても実践できることのため、日本全体の価値を上げるためにも弊社としてはオーストラリアン・インターンシップへの取り組みを継続していきたいと考えています。
また、私見を述べるならば、Occupational trainee やSpecial program をもっと活用できるプログラム作りができないものか、と思う次第です。 この点は、日豪政府または各団体(理想は経団連など・・・・)との交渉もはいってくるので時間はかかることかもしれませんが、J1- Special program または Occupational Trainee と位置付けられるもの、そしてもっと日本人が参加できるようなプログラム作りが進められれば、非常に渡航者数の増大、そして、研修先としての価値も高まるかと思います。
アメリカ政府の政策を垣間見ながら、オーストラリアはもっと深刻にこの点とらえて、一般の方へアプローチしていかなければならないのではないか、と感じた次第です。学生ビザを含めて、少しずつ、緩和されてきてはいますが、法改正の点のみを伝えていく、という点ではまだまだ閉ざされた世界なのかもしれません。 一般の人にまず「関心をもってもらい、観光とは違うオーストラリアの訪問機会が存在する」 そんなPR活動が必要なのではないかと思ったレクチャーでした。
オーストラリア&ニュージーランドビザ サポート&コンサルティング エキスパートとしてオーストラリアやニュージーランドにまつわるビザ情報とビジネス活動記をきままにつづっています
ビジネス奮闘記
皆さまにとってAOM Visa Consultingが身近なサービスになるようにこのブログでは少しやわらかめのトピックスもふまえて発信していきたいと思います。 オーストラリアやニュージーランド関連のほか、ふだんの活動や関心ごと含めてレポートします。 ご意見・ご感想などございましたらお気軽にメールにてお送りください。 AOM Visa Consulting Official Web site は こちらへ
2011年11月30日水曜日
2011年11月28日月曜日
NZ総選挙 キー首相 続投へ
今週の日曜は日本においては大阪知事&市長のダブル選挙、そしてNZでは総選挙が実施されました。日本のメディアでは大阪一色で、改革路線をたどる意味で盛り上がっていましたが、NZも与党が勝利ということで、キー首相も続投に意欲をみせ、安定した経済政策について訴えました。記憶に新しい、NZも日本同様2月にはクライストチャーチにて大地震が発生したことを受け、GDPは比率に対し過去最大の赤字となっております。また、一方では、欧州の経済危機の影響も不安材料の1つであり、この影響を最小限に抑えるべく、財政安定へむけての政策が急務となっています。 日本もニュージーランドも今年は天災という予期せぬ惨事に、両国共に経済状況は厳しいのが現実ではありますが、来年にむけて、そして復興にむけて軌道にのせられるような状況になればと願います。
ただ、グローバルでみると、今、世界は一気にオセアニアへの注目が高まってきているのも事実です。ユーロ・米ドルともに不安定になった今となっては、金利も高く、比較的安定している通貨といえば、豪ドル&ニュージーランドドルということになってきています。 実際、FXはこの最近活発化しているそうで、今後、この点は目が離せない状況になりそうです。 両国にとっては、まさにチャンスとなりそうな風潮です。急激なこの経済の流れをこの最近は感じる日々です。
そして今日の日経は話題豊富でした。何度か紹介しているアメリカのEB-5プログラムについて大きくコラムとして掲載されていました。EB-5は投資をすることによって永住権を取得できるプログラムになりますが、この「投資」は単なる金融投資ではなく、「雇用創出」という点が大きな違いです。 投資することにより、ビジネスが生まれ、そしてそれに付随する雇用創出することが要件の1つとなっています。今、アメリカ経済もニューヨークで所得格差に対する暴動がおきていますが、雇用環境はまだまだ厳しいのが現実です。経済状況をふまえ、自国内における体力だけでは難しい場合、ここれらの投資マネーでまかなうことで、雇用を生みだす、という考え方は、非常にアメリカ的であり、そして、実際、その効果も生み出している点が、現実的な政策として成功していることと感じます。
今、欧米の大半が危機的になっている状況下、スピードをもって経済効果をあげることも必要となってきています。 まだまだ日本においてはこのような考え方になるのは遠い先なのかもしれませんが、「開国」することにより、投資マネーや人材を自国へよびこむことにより、国益にしていく、という事は国が生き抜いていく為にときに必要なのかもしれません。
このような流れのなかにおけるオセアニア両国はますます今後興味深く、かつ、期待したいと思います。
ただ、グローバルでみると、今、世界は一気にオセアニアへの注目が高まってきているのも事実です。ユーロ・米ドルともに不安定になった今となっては、金利も高く、比較的安定している通貨といえば、豪ドル&ニュージーランドドルということになってきています。 実際、FXはこの最近活発化しているそうで、今後、この点は目が離せない状況になりそうです。 両国にとっては、まさにチャンスとなりそうな風潮です。急激なこの経済の流れをこの最近は感じる日々です。
そして今日の日経は話題豊富でした。何度か紹介しているアメリカのEB-5プログラムについて大きくコラムとして掲載されていました。EB-5は投資をすることによって永住権を取得できるプログラムになりますが、この「投資」は単なる金融投資ではなく、「雇用創出」という点が大きな違いです。 投資することにより、ビジネスが生まれ、そしてそれに付随する雇用創出することが要件の1つとなっています。今、アメリカ経済もニューヨークで所得格差に対する暴動がおきていますが、雇用環境はまだまだ厳しいのが現実です。経済状況をふまえ、自国内における体力だけでは難しい場合、ここれらの投資マネーでまかなうことで、雇用を生みだす、という考え方は、非常にアメリカ的であり、そして、実際、その効果も生み出している点が、現実的な政策として成功していることと感じます。
今、欧米の大半が危機的になっている状況下、スピードをもって経済効果をあげることも必要となってきています。 まだまだ日本においてはこのような考え方になるのは遠い先なのかもしれませんが、「開国」することにより、投資マネーや人材を自国へよびこむことにより、国益にしていく、という事は国が生き抜いていく為にときに必要なのかもしれません。
このような流れのなかにおけるオセアニア両国はますます今後興味深く、かつ、期待したいと思います。
2011年11月25日金曜日
ニュージーランドへの想い
先日ロングステイフェアにてお会いしたニュージーランド航空へご挨拶へお伺いしました。
かつて、私もクイーンズタウンにて過ごした思い出はとても印象深く、その後、オーストラリアの仕事に従事していたために、しばらく離れていたわけですが、あらためてニュージーランドのビザについてもサポートするようになり、ぜひよい形で活性化ができないか、と考える日々です。
いろいろなお話をしている中で、かつてワナカにてやはり同じ時期に過ごされていたという方もあわせてご紹介くださり、あの時代の懐かしい事がいろいろと回想されました。 1996年~1997年に過ごしていた頃、日本人観光客も大変多い時代で、毎日大変忙しかったことが記憶に残ります。 また、時代として、あのころは韓国人による海外旅行が爆発的に増加した時代でもあり、韓国人観光客が毎日大変な数おしよせていたこともよく覚えています。 一緒に韓国人ガイドの方と過ごし、彼らがなぜニュージーランドに永住したいか、という話も伺いました。 今もあると思いますが、韓国は今も兵役があるため、若い人は数年義務付けられています。この事により海外の永住権を取得し、兵役を免除してもらう人がいるようです。 そして、やはり彼らの最終的な目的地はオーストラリアであり、ニュージーランド国籍を取得後にオーストラリアへ移りたい、と話す韓国人がとても多く、その時代、自分がそのような仕事に就くとは夢にも思わず興味深くきいていたものです。
あの頃に比較して、今はニュージーランドへの関心も日本の方は少なくなってしまい、もっと多くの方にその魅力を感じてほしいと思います。
ニュージーランドもイギリスに近く、 街のあちこちにBed & Breakfastを経営している方がいらっしゃいます。そしてこれらの家はどれも素敵で、旅の滞在地としては最高なものです。 親しい方が私の帰国後に始めたB&Bもいまや大変な人気となり、 日本の方にもこんな旅の過ごし方をぜひご紹介できれば・・・と思います。
ニュージーランドの情報もぜひ発信していくことができれば・・・と思います。
かつて、私もクイーンズタウンにて過ごした思い出はとても印象深く、その後、オーストラリアの仕事に従事していたために、しばらく離れていたわけですが、あらためてニュージーランドのビザについてもサポートするようになり、ぜひよい形で活性化ができないか、と考える日々です。
いろいろなお話をしている中で、かつてワナカにてやはり同じ時期に過ごされていたという方もあわせてご紹介くださり、あの時代の懐かしい事がいろいろと回想されました。 1996年~1997年に過ごしていた頃、日本人観光客も大変多い時代で、毎日大変忙しかったことが記憶に残ります。 また、時代として、あのころは韓国人による海外旅行が爆発的に増加した時代でもあり、韓国人観光客が毎日大変な数おしよせていたこともよく覚えています。 一緒に韓国人ガイドの方と過ごし、彼らがなぜニュージーランドに永住したいか、という話も伺いました。 今もあると思いますが、韓国は今も兵役があるため、若い人は数年義務付けられています。この事により海外の永住権を取得し、兵役を免除してもらう人がいるようです。 そして、やはり彼らの最終的な目的地はオーストラリアであり、ニュージーランド国籍を取得後にオーストラリアへ移りたい、と話す韓国人がとても多く、その時代、自分がそのような仕事に就くとは夢にも思わず興味深くきいていたものです。
あの頃に比較して、今はニュージーランドへの関心も日本の方は少なくなってしまい、もっと多くの方にその魅力を感じてほしいと思います。
ニュージーランドもイギリスに近く、 街のあちこちにBed & Breakfastを経営している方がいらっしゃいます。そしてこれらの家はどれも素敵で、旅の滞在地としては最高なものです。 親しい方が私の帰国後に始めたB&Bもいまや大変な人気となり、 日本の方にもこんな旅の過ごし方をぜひご紹介できれば・・・と思います。
ニュージーランドの情報もぜひ発信していくことができれば・・・と思います。
ANZ銀行 スミスCEOのコメント
25日の日経に大きくANZ銀行 CEOスミス氏のコメントが掲載されていました。
今、欧州をはじめとして、北半球における有力銀行の動きが現在停滞していることをみすえて、今後、欧米銀行におけるアジア活動のエリアをANZとしては牽引していきたい、という意向のようです。現実として、2008年のリーマン・ショックを最も影響うけていないのはオセアニア国、オーストラリア&ニュージーランドであり、かつ、あるいみ西洋国として健全な銀行経営をしていることも事実です。 いま、情勢の中心はアジアになりつつある現状をふまえ、今後、ANZはオセアニア以外のアジア国における活動をさらに積極的に進めていく方針のようです。
少し驚いたのは、時価総額が実は日本の三菱UFJに続く金額ということ・・・また、ANZの強みは格付けがAAAであるということと思います。これはアメリカ主要銀行や日本の銀行にも勝る点です。
個人的に感じるのは、今後、本当にオーストラリア&ニュージーランドにとってはあるいみとても大きな機会になっていく、ということです。アジア圏のなかにある西洋国としての位置付けをさらにアピールしていくことは十分可能かと思います。
今後のさらなる展開に期待したいと思います。
今、欧州をはじめとして、北半球における有力銀行の動きが現在停滞していることをみすえて、今後、欧米銀行におけるアジア活動のエリアをANZとしては牽引していきたい、という意向のようです。現実として、2008年のリーマン・ショックを最も影響うけていないのはオセアニア国、オーストラリア&ニュージーランドであり、かつ、あるいみ西洋国として健全な銀行経営をしていることも事実です。 いま、情勢の中心はアジアになりつつある現状をふまえ、今後、ANZはオセアニア以外のアジア国における活動をさらに積極的に進めていく方針のようです。
少し驚いたのは、時価総額が実は日本の三菱UFJに続く金額ということ・・・また、ANZの強みは格付けがAAAであるということと思います。これはアメリカ主要銀行や日本の銀行にも勝る点です。
個人的に感じるのは、今後、本当にオーストラリア&ニュージーランドにとってはあるいみとても大きな機会になっていく、ということです。アジア圏のなかにある西洋国としての位置付けをさらにアピールしていくことは十分可能かと思います。
今後のさらなる展開に期待したいと思います。
2011年11月22日火曜日
台湾への演奏旅行 ~ 番外編
課外活動の1つとして長年継続している事に音楽があります。今回は、少しトピックスが異なりますが、ご紹介したいと思います。
もともとはピアノを勉強していた事もあり、10年前に出会ったマンドリンオーケストラのピアニストとして定期的に演奏会に参加しています。1月に毎年演奏会を開催していますが、今年共演した台湾の伝統楽器 柳琴奏者 陳雅慧(ヤーフィ)さんのご招待をうけて、台湾建国100周年を記念した演奏会に出演することなり、日本からは70名ほどのメンバーとともに参加しました。台湾は初めて訪問でしたが、日本語ができるかたが大変多く、また、人の感覚といいますか、とても日本人に近いということを実感しました。台湾のオーケストラも歓待してくださり、4日間という凝縮した時間に練習&共演と非常に密度の濃い時間を過ごしました。
はじめに台南へ新幹線で移動し、CHIMEIといういわゆる日本でいえばソニーやシャープなど、液晶で随分有名になったという大企業内にある奇美美術館にて演奏会を開催しました。 こちらにある美術館には信じられないくらいの所蔵品があり、ストラリヴァリウス(ヴァイオリン)をはじめとして多種多様な楽器、そして、絵画、動物の剥製などなどそのコレクションの膨大さに驚きました。多くの方からの温かい支援を頂き、22日には台北の国立音楽院にて演奏会を開催いたしました。
日本でいえば、東京文化会館、というところでしょうか。最も由緒あるホールにて演奏できる事は大変光栄であり、そしてその規模の巨大さにも圧巻でした。今回は集まった資金の一部を東北の大震災への義援金にもするという主旨もあり、音楽を通して日台の交流、そして震災支援をするという事に少しでも参加できたことは非常に意義深いことだったと感じています。
1つ演奏会とは別に友人を介して現地の台湾の方とお会いする機会がありました。
偶然にもオーストラリアへの永住を検討している、という事もあり、現在の法改正や今後について、そして検討できる方法など、いろいろとお話できる機会もできたことはよかったと思います。つい最近までワーキングホリデーでオーストラリアに2年間滞在していた、という方もいて、現地でのWH生活の内容やファームでの経験なども伺うことができました。 台湾にてオーストラリアのお話ができたこともなかなか良かったです。
滞在をとおして台湾の方からの大変温かいご支援は非常に心に残るものでした。過去に北京へ2度、ソウルへ1度演奏旅行をしていますが、今回は今までで最も心に残る演奏旅行でした。 音楽を通じてこのような活動もグローバルに発展していければと思います。
もともとはピアノを勉強していた事もあり、10年前に出会ったマンドリンオーケストラのピアニストとして定期的に演奏会に参加しています。1月に毎年演奏会を開催していますが、今年共演した台湾の伝統楽器 柳琴奏者 陳雅慧(ヤーフィ)さんのご招待をうけて、台湾建国100周年を記念した演奏会に出演することなり、日本からは70名ほどのメンバーとともに参加しました。台湾は初めて訪問でしたが、日本語ができるかたが大変多く、また、人の感覚といいますか、とても日本人に近いということを実感しました。台湾のオーケストラも歓待してくださり、4日間という凝縮した時間に練習&共演と非常に密度の濃い時間を過ごしました。
はじめに台南へ新幹線で移動し、CHIMEIといういわゆる日本でいえばソニーやシャープなど、液晶で随分有名になったという大企業内にある奇美美術館にて演奏会を開催しました。 こちらにある美術館には信じられないくらいの所蔵品があり、ストラリヴァリウス(ヴァイオリン)をはじめとして多種多様な楽器、そして、絵画、動物の剥製などなどそのコレクションの膨大さに驚きました。多くの方からの温かい支援を頂き、22日には台北の国立音楽院にて演奏会を開催いたしました。
日本でいえば、東京文化会館、というところでしょうか。最も由緒あるホールにて演奏できる事は大変光栄であり、そしてその規模の巨大さにも圧巻でした。今回は集まった資金の一部を東北の大震災への義援金にもするという主旨もあり、音楽を通して日台の交流、そして震災支援をするという事に少しでも参加できたことは非常に意義深いことだったと感じています。
1つ演奏会とは別に友人を介して現地の台湾の方とお会いする機会がありました。
偶然にもオーストラリアへの永住を検討している、という事もあり、現在の法改正や今後について、そして検討できる方法など、いろいろとお話できる機会もできたことはよかったと思います。つい最近までワーキングホリデーでオーストラリアに2年間滞在していた、という方もいて、現地でのWH生活の内容やファームでの経験なども伺うことができました。 台湾にてオーストラリアのお話ができたこともなかなか良かったです。
滞在をとおして台湾の方からの大変温かいご支援は非常に心に残るものでした。過去に北京へ2度、ソウルへ1度演奏旅行をしていますが、今回は今までで最も心に残る演奏旅行でした。 音楽を通じてこのような活動もグローバルに発展していければと思います。
2011年11月17日木曜日
アメリカ軍がついにオーストラリア駐留へ
オバマ大統領が初めてオーストラリアへ訪問しました。 今回のトピックスの目玉は「安全保障」に関する連携をさらに強化すべく、ついにオーストラリアにアメリカ軍が駐留することが記者会見で発表されました。 繰り返し訴えていたのは「アジアパシフィックとしての連携強化」ということ・・・。 確かにアメリカは太平洋のその先にあるのですが・・・今まではきっと想定範囲内ではなかったこと、そして、アメリカ自らもこのような発言は今までほとんどなかったように感じ、個人的にはこの報道は大きくとらえています。 APECなどの連携、そして、いまはどう見ても、世界の中で最も勢いがあり、経済活発化しているのはアジア以外グローバルでもありません。どの国もこのアジアに焦点をおいてきていることは間違いありません。
ダーウィンという場所も、地理を考慮しても明らかに対中政策であり、ここまでアジア圏内にアメリカがあえて進出してきたことも非常に大きな変化かと感じています。
もともとアジアの中に位置するオーストラリアにとっては、その地理の優位性がますます今後は大きくなるのではないか、と予測しています。
実際、オーストラリア国民はどう感じているのでしょうか・・・。ふとそんなことも思いました。 基本的にはヨーロッパ風土が強いオーストラリア人のため、アメリカはまた別の存在でもあります。
ときに、このオーストラリアの外交は、大国でない「ミドルサイズ」のアプローチとして、時にアジア的、時に西洋的に振る舞い、良くいえば柔軟性があるといいますか、その手法は器用にも感じます。
・・・ しかし、違う意味でその存在感の大きさを感じたのは、新聞記事の大きさです。アメリカが関与すると記事もとても大きくなるか、と・・・。今後の動向もじっくり見ていきたいと思います。
ダーウィンという場所も、地理を考慮しても明らかに対中政策であり、ここまでアジア圏内にアメリカがあえて進出してきたことも非常に大きな変化かと感じています。
もともとアジアの中に位置するオーストラリアにとっては、その地理の優位性がますます今後は大きくなるのではないか、と予測しています。
実際、オーストラリア国民はどう感じているのでしょうか・・・。ふとそんなことも思いました。 基本的にはヨーロッパ風土が強いオーストラリア人のため、アメリカはまた別の存在でもあります。
ときに、このオーストラリアの外交は、大国でない「ミドルサイズ」のアプローチとして、時にアジア的、時に西洋的に振る舞い、良くいえば柔軟性があるといいますか、その手法は器用にも感じます。
・・・ しかし、違う意味でその存在感の大きさを感じたのは、新聞記事の大きさです。アメリカが関与すると記事もとても大きくなるか、と・・・。今後の動向もじっくり見ていきたいと思います。
2011年11月16日水曜日
ANZ さんのワインセミナー
今日は、オーストラリア・ニュージーランド銀行主催でワインセミナーが開催されました。こちらに、僭越ながら参加させていただきまして、オーストラリア&ニュージーランドへの渡航にご関心のある方へ、いろいろとお話させていただきました。 なごやかな雰囲気で会は始まり、そして、オーストラリア&ニュージーランドからのワインとお料理を囲みながら、とても温かい雰囲気のよい会でした。
銀行でもあまりこのようなセミナーはあまり伺ったことがなかったため、ほかにはないサービスを提供されていらっしゃって、御参加されている皆様もとてもよい雰囲気でした。
会場で偶然、数人お知り合いに会い、お話も盛り上がりました。うちおひとりは来週大使館で、オーストラリアンワイルドフラワーの展覧会を開催されるご予定です。今回は、アボリジニアートで大変著名なキュレーターの方ともコラボレーションということで素敵な会になりそうです。
オーストラリア&ニュージーランドに関わっていらっしゃる方のコミュニティは意外とどこにでかけても同じ方にお会いしたりすることが多いものです。そして、皆さんとても温かいところがこのオセアニアのとてもよいところといつも感じています。
個人的には、やはりニュージーランドにいまだ愛着あります。お客様でニュージーランドに大変ご関心のある方がいらして、色々話しこんでしまいましたが、そんな方たちにぜひ牽引していただいて、もっとよいところをぜひご紹介できればと思います。
このところイベントが続いていますが、来年はやはりぜひ、オーストラリア・ニュージーランドに特化したイベントをほかの企業様とぜひ連携してもっと皆さんに多くしっていただく機会を提供していければと考えています。
銀行でもあまりこのようなセミナーはあまり伺ったことがなかったため、ほかにはないサービスを提供されていらっしゃって、御参加されている皆様もとてもよい雰囲気でした。
会場で偶然、数人お知り合いに会い、お話も盛り上がりました。うちおひとりは来週大使館で、オーストラリアンワイルドフラワーの展覧会を開催されるご予定です。今回は、アボリジニアートで大変著名なキュレーターの方ともコラボレーションということで素敵な会になりそうです。
オーストラリア&ニュージーランドに関わっていらっしゃる方のコミュニティは意外とどこにでかけても同じ方にお会いしたりすることが多いものです。そして、皆さんとても温かいところがこのオセアニアのとてもよいところといつも感じています。
個人的には、やはりニュージーランドにいまだ愛着あります。お客様でニュージーランドに大変ご関心のある方がいらして、色々話しこんでしまいましたが、そんな方たちにぜひ牽引していただいて、もっとよいところをぜひご紹介できればと思います。
このところイベントが続いていますが、来年はやはりぜひ、オーストラリア・ニュージーランドに特化したイベントをほかの企業様とぜひ連携してもっと皆さんに多くしっていただく機会を提供していければと考えています。
2011年11月15日火曜日
タイからの訪問者 ~洪水による特別措置
今年は本当に世界各地で天災が多い・・・と実感せざるを得ません。 タイで洪水が起きてからもうだいぶ時間が経過している気がしますが、いまだ、バンコク都市部はマヒ状態のようです。 そんな中、多く進出している日系企業もその被害者であり、特に自動車産業の部品製造や、メーカー関係が大変多く集中している国でもあります。
~そんな中、今回日本政府が就労がほぼ停止状態となった国から日本へシフトし、ビジネスを継続する、ということで日系企業で勤務しているタイ人労働者を大量に引き受けることになりました。 要は、一時的ではありますが、日本に滞在し、就労させることになります。その数、驚くほど多く、最後には数千人にはなるだろう・・・ということで、日本の入国管理の一面からみれば、かなりの特別措置であることのみならず、過去にこのような世界情勢によるビザ対応はこの最近あったのか、と思うほど、スピーディに実践されました。
先日のイミケンでこの話も少しみなさんとしましたが、今回のビザは日本では「特定活動」という在留資格で入国しているようです。 これはワーキングホリデーや、外国人ヘルパー(家事) などが利用する同じタイプの在留資格です。
・・・なるほど・・・。と思いつつ、少しこのタイ人の皆さんはラッキーかも・・・とも思いました。 日本にこれだけ長期に滞在する機会もきっといままでなかったと思いますし、これを機会に大いにぜひよい経験もしてほしいと思います。
少し、今回のような一例ができると、今後の入国管理体制にもビジネスや経済的理由などを考慮して柔軟になっていくのかもしれない、と感じた一記事でした。
どう考えても、今のグローバル化に入国管理はさらに日本は遅れをとっている状況と感じます。
現状を検討しなおすよい機会かもしれません・・・。
~そんな中、今回日本政府が就労がほぼ停止状態となった国から日本へシフトし、ビジネスを継続する、ということで日系企業で勤務しているタイ人労働者を大量に引き受けることになりました。 要は、一時的ではありますが、日本に滞在し、就労させることになります。その数、驚くほど多く、最後には数千人にはなるだろう・・・ということで、日本の入国管理の一面からみれば、かなりの特別措置であることのみならず、過去にこのような世界情勢によるビザ対応はこの最近あったのか、と思うほど、スピーディに実践されました。
先日のイミケンでこの話も少しみなさんとしましたが、今回のビザは日本では「特定活動」という在留資格で入国しているようです。 これはワーキングホリデーや、外国人ヘルパー(家事) などが利用する同じタイプの在留資格です。
・・・なるほど・・・。と思いつつ、少しこのタイ人の皆さんはラッキーかも・・・とも思いました。 日本にこれだけ長期に滞在する機会もきっといままでなかったと思いますし、これを機会に大いにぜひよい経験もしてほしいと思います。
少し、今回のような一例ができると、今後の入国管理体制にもビジネスや経済的理由などを考慮して柔軟になっていくのかもしれない、と感じた一記事でした。
どう考えても、今のグローバル化に入国管理はさらに日本は遅れをとっている状況と感じます。
現状を検討しなおすよい機会かもしれません・・・。
ANZCCJ からのプレスリリース ~ TPPに際して
15日付けで今回の日本によるTPP参加表明に際し、オーストラリア&ニュージーランド商工会議所から「プレスリリース」がされました。 ふだんあまりこのような形で、発表することも少ないのですが、相当なる意気込み、といいますか意義の大きさを感じています。
両国、特にオーストラリアについては長年FTA 交渉が行き詰っていることもあり、これらの突破口になりそうなのは可能性大です。 実はニュージーランドはその発起国の1つでもあり、ここまでの大きな連携体にそのころは予期していなかったかもしれません。
グローバルにいろいろな経済共同体がありますが、いまとなってはこのアジアにおける共同体の存在感はますます今後大きくなると予測しています。 しかし、半面、中国・韓国の流れも気になるところです。 オセアニア両国にとって、今回のTPPはきっとこの数年間のうちでかなりの大きな成果になるものかと思います。今後が楽しみです
両国、特にオーストラリアについては長年FTA 交渉が行き詰っていることもあり、これらの突破口になりそうなのは可能性大です。 実はニュージーランドはその発起国の1つでもあり、ここまでの大きな連携体にそのころは予期していなかったかもしれません。
グローバルにいろいろな経済共同体がありますが、いまとなってはこのアジアにおける共同体の存在感はますます今後大きくなると予測しています。 しかし、半面、中国・韓国の流れも気になるところです。 オセアニア両国にとって、今回のTPPはきっとこの数年間のうちでかなりの大きな成果になるものかと思います。今後が楽しみです
2011年11月14日月曜日
オーストラリア移民法セミナー開催 ~イミケンにて~
今年の9月より親しい行政書士の先生方・アメリカ移民法弁護士の方とともに「イミグレーションロー実務研究会」という勉強会を発足しました。 行政書士の皆様は通常日本のビザを取り扱う立場でもあり、私を含め、海外の移民法を扱う方たちの双方による情報交換や移民法についての勉強により、その政策などもあわせて考えていいく、という会になります。
今回は第2回目ということで、僭越ながらセミナーをさせていただきました。 初めてオーストラリア移民法をきく方にとってはまずは、その総論や背景、政策などを理解した上で、実務についてほりさげていくことのほうが理解しやすいと思い、今回は、どちらかといえば、少しアカデミックな内容としてご紹介させていただきました。
実際、私自身は、実務からはいった立場ですが、仕事を通じて、初めてオーストラリアを知り、コアラやカンガルーのイメージだけであったところから、実務の背景にある様々な歴史や背景を勉強していくことで、その政策が非常に理解できるようになったのも事実です。
あの時代、まだ大使館にオーストラリア関係の蔵書を集めた図書館がありましたので、よく仕事の合間にいろいろな本を読んでいました。 今まで全くしらなかったアジアとの関係やかつて実施してきた移民政策、そして、その根底にある、考え方など、非常に勉強になったことが記憶に新しいです。実務はもちろん関心がある人は多いと思いますが、このような背景を理解することで、現在の政策がある、そしてもちろん政府の与党によってもその移民政策は変化しやすい、という点をふまえ、実務をすることに意義を感じています。
ご参加頂きました方は行政書士の方がほとんどでしたが、オーストラリア研究をされている大学の先生やそして、Migration agent (オーストラリアの認定移民代行業者)にもご参加頂け、非常に意義のある機会になりました。
オーストラリアの移民法を取り扱う上で、実務の点をいえば、個人的に斬新かつ、世界的にも先進国と感じるのはe-visa の発達です。この点は以外と一般の方には知られていない点であり、そもそもアメリカのESTA は オーストラリアのETA を学んで始まったシステムである、ということさえ、知られていないのが現状です。 なかなかイメージのこともあるのか、アメリカが最も先端をいっていると日本では理解されやすいため、その点、オーストラリア移民法には誇れるシステムがたくさんあることを今回、いろいろご紹介させていただきました。
~いろいろな理由や背景をもとに、現在の法律が確立している、ということをぜひご理解いただければ幸いです。
終了後は参加者でオーストラリアワインを囲みながら、なごやかに懇親会が開催されました。
ざっくばらんにこういう機会は実務をしていくこと、とは別に細々と継続していくことができれば嬉しいです。 長年大変お世話になっている旅行会社の皆様にもご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
次回は、5月位になるかと思いますが、多くの方がご関心あるようなトピックスのセミナーにしたいと思います。
今回は第2回目ということで、僭越ながらセミナーをさせていただきました。 初めてオーストラリア移民法をきく方にとってはまずは、その総論や背景、政策などを理解した上で、実務についてほりさげていくことのほうが理解しやすいと思い、今回は、どちらかといえば、少しアカデミックな内容としてご紹介させていただきました。
実際、私自身は、実務からはいった立場ですが、仕事を通じて、初めてオーストラリアを知り、コアラやカンガルーのイメージだけであったところから、実務の背景にある様々な歴史や背景を勉強していくことで、その政策が非常に理解できるようになったのも事実です。
あの時代、まだ大使館にオーストラリア関係の蔵書を集めた図書館がありましたので、よく仕事の合間にいろいろな本を読んでいました。 今まで全くしらなかったアジアとの関係やかつて実施してきた移民政策、そして、その根底にある、考え方など、非常に勉強になったことが記憶に新しいです。実務はもちろん関心がある人は多いと思いますが、このような背景を理解することで、現在の政策がある、そしてもちろん政府の与党によってもその移民政策は変化しやすい、という点をふまえ、実務をすることに意義を感じています。
ご参加頂きました方は行政書士の方がほとんどでしたが、オーストラリア研究をされている大学の先生やそして、Migration agent (オーストラリアの認定移民代行業者)にもご参加頂け、非常に意義のある機会になりました。
オーストラリアの移民法を取り扱う上で、実務の点をいえば、個人的に斬新かつ、世界的にも先進国と感じるのはe-visa の発達です。この点は以外と一般の方には知られていない点であり、そもそもアメリカのESTA は オーストラリアのETA を学んで始まったシステムである、ということさえ、知られていないのが現状です。 なかなかイメージのこともあるのか、アメリカが最も先端をいっていると日本では理解されやすいため、その点、オーストラリア移民法には誇れるシステムがたくさんあることを今回、いろいろご紹介させていただきました。
~いろいろな理由や背景をもとに、現在の法律が確立している、ということをぜひご理解いただければ幸いです。
終了後は参加者でオーストラリアワインを囲みながら、なごやかに懇親会が開催されました。
ざっくばらんにこういう機会は実務をしていくこと、とは別に細々と継続していくことができれば嬉しいです。 長年大変お世話になっている旅行会社の皆様にもご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
次回は、5月位になるかと思いますが、多くの方がご関心あるようなトピックスのセミナーにしたいと思います。
2011年11月13日日曜日
ロングステイフェアに参加してきました
今回は、カンタス航空さんのブースにてご一緒させていただきました。STAトラベル、というオーストラリアに強い旅行会社さんをはじめとして、連携して皆さんでオーストラリアのPRチームです。また、サロンとして、オーストラリア側&ニュージーランド側からも現地の方がいらしていたり、と情報収集する場として、お客様にとっても、またビジネスをしている人たちにとっても双方情報交換などもしたり、よい機会でした。
弊社としてはオーストラリア&ニュージーランド両国の活性化をふまえてニュージーランド航空の方にもこの機会にお会いでき、いろいろとお話をしました。
一般に、ロングステイ、というのを3ヵ月以上の観光とみなした場合、たいてい、オーストラリアであれば6ヵ月、そして、ニュージーランドであれば、理由が認められた場合は9か月は滞在が可能です。南半球のこれらの国のメリットはやはり日本の寒い冬の時期に各国ですごす、というパターンが基本多いです。
お客さまからも様々なご質問がありました。意外とロングステイに限らず、いろいろな事をご検討の方がいらしている、というのも新し発見でした。
何はともあれ、オーストラリア&ニュージーランド両国に関わるビジネスの皆様も大変協力的で、一緒に盛り上げていこう!という雰囲気がとても温かく感じられました。
弊社のような移住などのお手伝いをしている会社も出展していた為にいろいろと情報交換をしましたが、やはり、今年の顕著な動きは富裕層の移住の傾向です。 特に震災以来の動きは激しく、何らかの形で、そして、時にはどこでも、要件があう国へ、という考え方で検討されている方も少なくなく、やはりそうか、という印象でした。 そしてこれに伴って、増加しているのは未成年者の留学です。いろいろ教育を考えたり、そして日本での地理をふまえて、警戒心から他国への移動、ということをこの震災をきっかけに考えた人は本当に多くいらっしゃると思いました。
未成年者は留学+お母様が帯同、というケースが非常に多いですが、これは、ストレートに=移住にはつながるものではないため、永住権を真剣に検討される方は、別オプションを検討する必要があります。ただ、どんな環境なのか、どんな教育なのか、ということをはじめにお試しで渡航する意味は大きいため、そのような目的に利用することは重要かと思います。
ロングステイ・・・という観点からは、やはり両国ともにもっと、長期観光ビザを活かして、現地海外生活を満喫したり、旅行とは違う体験はできるかと思います。 特にオセアニアのメリットは「ライフスタイル」のクオリティの高さかと思います。 元気な方や好奇心の旺盛な方にはどんどんそんなチャレンジをしてほしいと思います。また、この長期観光ビザでは3ヵ月までは学校も通学可能なため、英語を勉強し、そして、生活を楽しむ、そんなことが可能なのか、と思います。
お客様とのご相談も意義ありましたが、同じオセアニアチーム内でのビジネス情報交換もとても有意義な一日でした。これからがまさに最高の季節になりますので、ぜひご検討いただきたいです!
2011年11月11日金曜日
TPP 日本は参加表明
11日に大きく「TPPへの参加を表明」と報道されました。
TPPとは?(ウィキペディアより)
経済連携協定 (EPA) の一つ。 加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定。2006年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国が域外への経済的影響力を向上させることを戦略的な目的として発効し、運用している。環太平洋経済協定、環太平洋連携協定、環太平洋パートナーシップ協定ともいう。
TPPの発足時の目的は、「小国同士の戦略的提携によってマーケットにおけるプレゼンスを上げること」であった。
2006年5月に4か国加盟で発効した経済連携協定であったが、2010年10月よりアメリカ主導の下に急速に推し進められることとなり、TPPの転換点と見られ加盟国・交渉国間で協議を行い2011年のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)までの妥結を目標にしている。
その一方で、カナダは酪農などの市場開放が十分でないとの理由で2010年10月にTPPへの参加を断られた。韓国は参加に前向きな姿勢を見せていたが、その後TPPへの参加が自国に不利に働くとみて米国との二国間交渉に切り替え、米韓FTAで合意、妥結に至っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長い間、多くの協議がありましたが、これは大変大きな一歩と理解しています。 もともとは、それほど大国ではない、ニュージーランドやペルー、チリなどの各国での連携をとることで、経済活性化を担う形ではありましたが、オーストラリアやアメリカが入ったこともあり、この連携は大きくアジア太平洋の中での位置づけが重要となりました。 日本にとっては、オーストラリアをとっても2カ国間の経済協定(FTA交渉)についても延長延長で、なかなかまだ締結には至っていない状況です。 日豪間での一番の摩擦はやはり農業問題が大きく、この交渉にはかなりの期間を費やしています。
ただ、今回、日本がTPPに参加する、ということはその一方FTA 交渉している国々にとっても非常に大きくその状況が変化することは間違いないかと思います。
私見を述べるならば、やはりもう日本は開国をする時期にきており、もっとアジアを包括的にみていくことができなければ、今後本当に生き残りが厳しいであろうという点です。 日本の政策はどうしても、保護=閉鎖的、という政策を長年とってきており、特に農業については顕著な状況です。
その国その国において、もちろん保護すべき産業はありますが、今の日本はもう1カ国で、ということではなく、各国との連携をもっていくことが重要な課題となっています。
ジェトロに掲載されていた資料がわかりやすかったので、添付いたします。
少し前の情報ですが、各国の交渉状況などふまえて理解しやすいです。
アメリカはもちろんこのTPPには歓迎している模様ですが、同じ日に新聞で「アメリカ軍がオーストラリアへ本格的に駐留」 ということがこのほど決定したようです。 「アジアパシフィックとしての安全保障」 というものがさらに加速化し、ついにオーストラリアにアメリカ軍までがくるのか、と個人的にはとても大きなニュースと感じました。 明らかに対中国政策、となると思いますが、ますます、アジアにおけるポジションがいまのグローバルな環境において重要であるか、この点を実感しています。
確かに太平洋でアメリカもつながってはいますが・・・・・ かつてはきっと誰も、「アメリカ=アジアパシフィック」とまで検討しなかったのではないか、と感じています。
それほどまでに、今はアジアでの経済連携は重視されているということです。
TPPによる、オセアニアの環境も日本が参加することで大きく変わることはまちがいないと思います。 いろいろな意味で、やはり、アジア圏における西洋としてのオーストラリアの存在は今後、ますます重視されてくると実感しています。
まずは、今後の動向についてじっくり見ていきたいと思います。
TPPとは?(ウィキペディアより)
経済連携協定 (EPA) の一つ。 加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定。2006年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国が域外への経済的影響力を向上させることを戦略的な目的として発効し、運用している。環太平洋経済協定、環太平洋連携協定、環太平洋パートナーシップ協定ともいう。
2006年5月に4か国加盟で発効した経済連携協定であったが、2010年10月よりアメリカ主導の下に急速に推し進められることとなり、TPPの転換点と見られ加盟国・交渉国間で協議を行い2011年のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)までの妥結を目標にしている。
その一方で、カナダは酪農などの市場開放が十分でないとの理由で2010年10月にTPPへの参加を断られた。韓国は参加に前向きな姿勢を見せていたが、その後TPPへの参加が自国に不利に働くとみて米国との二国間交渉に切り替え、米韓FTAで合意、妥結に至っている。
2015年までに加盟国間の貿易において、工業品、農業品、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどをはじめ、全品目の関税を10年以内に原則全面撤廃することにより、貿易自由化の実現を目指すFTA(自由貿易協定)[1]を包括するEPA(経済連携協定)を目標としている。実質的に相互の関税自主権の放棄である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長い間、多くの協議がありましたが、これは大変大きな一歩と理解しています。 もともとは、それほど大国ではない、ニュージーランドやペルー、チリなどの各国での連携をとることで、経済活性化を担う形ではありましたが、オーストラリアやアメリカが入ったこともあり、この連携は大きくアジア太平洋の中での位置づけが重要となりました。 日本にとっては、オーストラリアをとっても2カ国間の経済協定(FTA交渉)についても延長延長で、なかなかまだ締結には至っていない状況です。 日豪間での一番の摩擦はやはり農業問題が大きく、この交渉にはかなりの期間を費やしています。
ただ、今回、日本がTPPに参加する、ということはその一方FTA 交渉している国々にとっても非常に大きくその状況が変化することは間違いないかと思います。
私見を述べるならば、やはりもう日本は開国をする時期にきており、もっとアジアを包括的にみていくことができなければ、今後本当に生き残りが厳しいであろうという点です。 日本の政策はどうしても、保護=閉鎖的、という政策を長年とってきており、特に農業については顕著な状況です。
その国その国において、もちろん保護すべき産業はありますが、今の日本はもう1カ国で、ということではなく、各国との連携をもっていくことが重要な課題となっています。
ジェトロに掲載されていた資料がわかりやすかったので、添付いたします。
少し前の情報ですが、各国の交渉状況などふまえて理解しやすいです。
アメリカはもちろんこのTPPには歓迎している模様ですが、同じ日に新聞で「アメリカ軍がオーストラリアへ本格的に駐留」 ということがこのほど決定したようです。 「アジアパシフィックとしての安全保障」 というものがさらに加速化し、ついにオーストラリアにアメリカ軍までがくるのか、と個人的にはとても大きなニュースと感じました。 明らかに対中国政策、となると思いますが、ますます、アジアにおけるポジションがいまのグローバルな環境において重要であるか、この点を実感しています。
確かに太平洋でアメリカもつながってはいますが・・・・・ かつてはきっと誰も、「アメリカ=アジアパシフィック」とまで検討しなかったのではないか、と感じています。
それほどまでに、今はアジアでの経済連携は重視されているということです。
TPPによる、オセアニアの環境も日本が参加することで大きく変わることはまちがいないと思います。 いろいろな意味で、やはり、アジア圏における西洋としてのオーストラリアの存在は今後、ますます重視されてくると実感しています。
まずは、今後の動向についてじっくり見ていきたいと思います。
2011年11月8日火曜日
パワーランチ@NOBU TOKYO
久しぶりにNOBU TOKYOへ。ランチに伺ったのは初めてではありましたが、人も少なくゆったりとした空間は心地よいものです。このエリアは高層ビル群もある中で、ほっと緑も多く、少し都会の中の自然を感じます。
今日はご紹介もかねて、ゆっくりとしたランチを頂きました。オーストラリア&ニュージーランドに関わり、そして金融にも精通されている、というメンバーで、話題は様々なところへ満載でした。
東京では商工会議所をはじめとして、両国はやはりいろいろな場面で連携する機会が多く、そして、こじんまりしているがゆえに、アメリカなどに比較してもまとまっている印象があります。
話題はワールドカップラグビーにも触れ、華々しく終了し、ふとなでしこジャパンが金メダルをとったことを思い出しました。震災で大変だった日本&ニュージーランドともに、その精神的強さを実感した次第です。長くオーストラリアに関わっているものの、なんとなく、自分の中ではニュージーランドびいきになっているのも現実で、いろいろ共有できるのは嬉しい限りです。
1つ話題として面白かったのは、今、オーストラリアでは昔ブームになった「料理の鉄人」が再放送されているということです。 日本では大ヒットした後、アメリカで英語吹き替え版が放映され、これが大ヒットにつながったことから、今度はオーストラリアにその番組がやってきたそうです。 あれはいつのことか・・・と思うほど日本人にとっては古い番組ではありますが、ときに、日本の番組は世界的にも輸出産業として、牽引しているのも事実です。 (特にアニメ)。 そのため、オーストラリアからやってくる要人はこの料理の鉄人自らのレストランなどでのディナーは大変人気だそう・・・・・。
日本ではブームが去ってますが、こんなインパクトも嬉しい悲鳴なのではないか、と思いました。
何げに日本はやはりカルチャー的にも近い存在なのですね。食に関しては特にこだわりのある方も多いため、こういったPRは非常に効果が高いかと思います。
後半は投資や不動産など皆様のプロフェッショナルエリアの話題が多く、これらの話も興味深い内容でした。 皆さんが共通で感じている事はやはり今は海外への資産移動を検討する富裕層が増加、そして、それに伴った子供の教育を海外で・・・と考える人が増加したということです。
以前もお話しましたが、税制対策、としてはシンガポールがかなりの人気のようですが、扶養家族に就学年齢のお子様がいる場合は、要注意かと・・・。何よりもよい学校はどこもWaiting list ではいれない、ということばかり2007~位からは聞いているため、通常の駐在員でさえ、慎重に会社としてはその人事をしなければならない。。。といっていたほどです。
アジアのハブとして、そういう意味でやっぱりオーストラリアをぜひ検討範囲内に入れてほしいと思う次第です。現実ほとんどのアジアからやってくる学生は自国のためにも、欧米の教育を受けたい、という一新できますので。そしてアジア内であれば、そのオーストラリアの価値を効果的に自国でもアピールできる、という点も大きいと思います。
あっというまに時間は経過してしまいましたが、とても有意義なランチでした。ロバートデニーロ考案の「ランチボックス」を皆さんでいただきましたが、巨大なお弁当・・・で、さすがだなぁと。 メンバーも味もまさにパワーランチでした・・・。
今日はご紹介もかねて、ゆっくりとしたランチを頂きました。オーストラリア&ニュージーランドに関わり、そして金融にも精通されている、というメンバーで、話題は様々なところへ満載でした。
東京では商工会議所をはじめとして、両国はやはりいろいろな場面で連携する機会が多く、そして、こじんまりしているがゆえに、アメリカなどに比較してもまとまっている印象があります。
話題はワールドカップラグビーにも触れ、華々しく終了し、ふとなでしこジャパンが金メダルをとったことを思い出しました。震災で大変だった日本&ニュージーランドともに、その精神的強さを実感した次第です。長くオーストラリアに関わっているものの、なんとなく、自分の中ではニュージーランドびいきになっているのも現実で、いろいろ共有できるのは嬉しい限りです。
1つ話題として面白かったのは、今、オーストラリアでは昔ブームになった「料理の鉄人」が再放送されているということです。 日本では大ヒットした後、アメリカで英語吹き替え版が放映され、これが大ヒットにつながったことから、今度はオーストラリアにその番組がやってきたそうです。 あれはいつのことか・・・と思うほど日本人にとっては古い番組ではありますが、ときに、日本の番組は世界的にも輸出産業として、牽引しているのも事実です。 (特にアニメ)。 そのため、オーストラリアからやってくる要人はこの料理の鉄人自らのレストランなどでのディナーは大変人気だそう・・・・・。
日本ではブームが去ってますが、こんなインパクトも嬉しい悲鳴なのではないか、と思いました。
何げに日本はやはりカルチャー的にも近い存在なのですね。食に関しては特にこだわりのある方も多いため、こういったPRは非常に効果が高いかと思います。
後半は投資や不動産など皆様のプロフェッショナルエリアの話題が多く、これらの話も興味深い内容でした。 皆さんが共通で感じている事はやはり今は海外への資産移動を検討する富裕層が増加、そして、それに伴った子供の教育を海外で・・・と考える人が増加したということです。
以前もお話しましたが、税制対策、としてはシンガポールがかなりの人気のようですが、扶養家族に就学年齢のお子様がいる場合は、要注意かと・・・。何よりもよい学校はどこもWaiting list ではいれない、ということばかり2007~位からは聞いているため、通常の駐在員でさえ、慎重に会社としてはその人事をしなければならない。。。といっていたほどです。
アジアのハブとして、そういう意味でやっぱりオーストラリアをぜひ検討範囲内に入れてほしいと思う次第です。現実ほとんどのアジアからやってくる学生は自国のためにも、欧米の教育を受けたい、という一新できますので。そしてアジア内であれば、そのオーストラリアの価値を効果的に自国でもアピールできる、という点も大きいと思います。
あっというまに時間は経過してしまいましたが、とても有意義なランチでした。ロバートデニーロ考案の「ランチボックス」を皆さんでいただきましたが、巨大なお弁当・・・で、さすがだなぁと。 メンバーも味もまさにパワーランチでした・・・。
観光人材育成を考える ~ ホスピタリティ・インターンシップ ~
いまは毎日のように新聞やテレビ、メディアにおいてキーワードのように「グローバル人材」「人材育成は?」 など・・・・本当に日本中どこでもこの話題でもちきりなのではないか、と思うほどです。 今朝の日経の話題は「新興国の言語学習」 要は、英語はもう当たり前であり、これからは新興国に対応していくために、今までそれほど学習する人も少なかった言語の学習者が増加しているということ。中国語は当たり前としてポルトガル語(=ブラジル) やロシア語、そしてスペイン語などが増えているということです。 そして企業派遣もこれらの国へ言語がそこそこでも派遣し、まさに現地現場での研修+OJTからカルチャーや慣習・ビジネスを学び順応していく力をつける、ということに進化しているようです。
これらをふまえて、観光人材育成について考えてみました。
観光人材育成は、また企業内における人材育成とは異なり、明らかに日本にやってくる外国人への対応、が問われるスキルになります。 企業はその半面、日本からでていく為に必要なスキル、外国人に触れることは同じなのですが、企業はその個々の企業によっての特質もあるため、いちがいに言えませんが、観光については、基本、どんなことが必要か、ある意味「観光学」として、「ホスピタリティ」として統一感があるかと認識しています。
現状として、震災以後、極度に日本への来日外国人は激減している中、真剣にこの回復を迫られているのが日本の現状です。ただ、産業として日本では「観光」はまだ本当に新しい分野でもある事が現実であり、この観光学やホスピタリティとは?という事については欧米が先進国である現実はいなめません。
今、来日する観光客の大多数は圧倒的にアジアであり、中国や韓国、台湾や香港が最大の顧客になりますが、これらの層の次になる第2の牽引層としてはなんとオーストラリアが最も伸び率1位とその、観光客が増加していることがわかりました。 背景として、在日オーストラリア人自らが冬のリゾートを開拓した貢献が非常に大きく、冬に来日するオーストラリア人の顕著な数は他国籍にはみられない特異な状況です。
いま、日本の観光業に携わる人材に求められるスキルは多くの外国人をこなす実践力、それもきれいな英語を話す国の人ばかりではなく、アジア全土などどんな人にも対応できる人、そしてホスピタリティという感覚、欧米的なサービスレベルなど・・・。何よりも実践力です。
観光業を一大産業としてきているオーストラリアは観光学を設けている専門学校や大学も多く、そして世界中からこの観光学を学びにきているのも現状です。自国にて観光産業活性化のために、学生を派遣し、単位交換させることにより、実地研修を積んでいるのです。
現実として、いま、日本では観光学を設ける大学が年々増加しています。産業として重視されてきたこと、そして、この産業によって日本を活性化しようという動きは明確ですが、「学」のみにならず、どのように実践かつ効果的に人材育成につなげるか、日本人の最も弱い外国人に対するコミュニケーションや現場での解決力など、海外インターンシップによる実践をぜひ提案してい次第です。そして、その最終的なゴールは日本に戻り、このような人たちが各地に配置されることにより、少なくともオーストラリアからの観光客に対する対応はよりよいものになること&リピーターを生む潜在的な人材になりうること、そして、オーストラリア=アジアからの移民が大変多いアジアン・ダイバーシティにおけるインターンシップは英語を母国語としていない人が大半の環境で学ぶことになり、この環境の経験は日本で多くのアジアからの観光客の対応に有益であること・・・。
このロジックは私見ではありますが、十分効果的かと感じています。
オーストラリアン・インターンシップのホスピタリティ・インターンシップとしてこれらの人材育成先として受け皿になれることは十分あり、何よりも単位交換のような形で学生時代にこれらの経験ができれば、もっと視野も広がり、そして、日本における観光業をさらに真剣に考えるきっかけになるかと思います。
常に感じる危機感はあまり時間がないということです。 震災復興、そして、人口減、新興国の台頭、いま、アジアは天災は多いものの(日本やニュージーランドの震災、タイやオーストラリアの洪水など) どう考えても世界の中でもっとも優位な立場にいると感じます。 少なくとももっと深刻な金融危機からは若干距離をおける立場です。 そして、急成長しているこの地域で、非常によいポジションをとっているにもかかわらず、日本だけが他国であまり話題にならない海外に対応できる「人材育成」に悩んでいるようにみえてしまいます。
客観的にほかの国はどうしてこのことに日本が悩んでいるか、理解に苦しむ国も少なくないかと思います。 受け入れる移民政策をほぼあまりしてきておらず、そして、内需、国内企業でいままで築き上げたものは今後、同じようなルールは通らない事は明確です。 一番おとなりの韓国をバイタリティを注視すべきと思いますが、日本の危機感を感じるならば、まずはグローバルに慣れる行動や実践がいかに重要か、ということです。 観光もまったく同じであり、企業とは異なり、観光=100%外国人を対応することを念頭において、観光大国で実践するインターンシップへの重要性をぜひ検討していただきたいです。
また、移民政策的なことをいえば、これはオーストラリアも同じですが「ビザ」をもっと活用できる、という点です。 日本は極度にここの政策は残念ながら消極的に感じます。いま、外国からの留学生も激減しているのが現状です。それは日本で勉強しても欧米での留学に比較して、メリットがない、とみなされてしまう点です。留学後に自動的にトレーニング期間用として1-2年就労ビザを発給したり、そして、あとはワーキングホリデーを活かすこと。就労ができるこのビザはもっと柔軟にPRも可能かと思います。 日本の国力、日本の活性化のために、入国=ビザは1つのハードルでもあります。中国人への観光ビザ緩和は1つの大きな進展でしたが、今後さらに政策的に必要な分野と認識しています。
何はともあれ、まずは、観光客を増やす=観光人材育成のありかたや海外へのオプションを広げることは将来現実的な日本観光業を検討する上で有益と感じています。
これらをふまえて、観光人材育成について考えてみました。
観光人材育成は、また企業内における人材育成とは異なり、明らかに日本にやってくる外国人への対応、が問われるスキルになります。 企業はその半面、日本からでていく為に必要なスキル、外国人に触れることは同じなのですが、企業はその個々の企業によっての特質もあるため、いちがいに言えませんが、観光については、基本、どんなことが必要か、ある意味「観光学」として、「ホスピタリティ」として統一感があるかと認識しています。
現状として、震災以後、極度に日本への来日外国人は激減している中、真剣にこの回復を迫られているのが日本の現状です。ただ、産業として日本では「観光」はまだ本当に新しい分野でもある事が現実であり、この観光学やホスピタリティとは?という事については欧米が先進国である現実はいなめません。
今、来日する観光客の大多数は圧倒的にアジアであり、中国や韓国、台湾や香港が最大の顧客になりますが、これらの層の次になる第2の牽引層としてはなんとオーストラリアが最も伸び率1位とその、観光客が増加していることがわかりました。 背景として、在日オーストラリア人自らが冬のリゾートを開拓した貢献が非常に大きく、冬に来日するオーストラリア人の顕著な数は他国籍にはみられない特異な状況です。
いま、日本の観光業に携わる人材に求められるスキルは多くの外国人をこなす実践力、それもきれいな英語を話す国の人ばかりではなく、アジア全土などどんな人にも対応できる人、そしてホスピタリティという感覚、欧米的なサービスレベルなど・・・。何よりも実践力です。
観光業を一大産業としてきているオーストラリアは観光学を設けている専門学校や大学も多く、そして世界中からこの観光学を学びにきているのも現状です。自国にて観光産業活性化のために、学生を派遣し、単位交換させることにより、実地研修を積んでいるのです。
現実として、いま、日本では観光学を設ける大学が年々増加しています。産業として重視されてきたこと、そして、この産業によって日本を活性化しようという動きは明確ですが、「学」のみにならず、どのように実践かつ効果的に人材育成につなげるか、日本人の最も弱い外国人に対するコミュニケーションや現場での解決力など、海外インターンシップによる実践をぜひ提案してい次第です。そして、その最終的なゴールは日本に戻り、このような人たちが各地に配置されることにより、少なくともオーストラリアからの観光客に対する対応はよりよいものになること&リピーターを生む潜在的な人材になりうること、そして、オーストラリア=アジアからの移民が大変多いアジアン・ダイバーシティにおけるインターンシップは英語を母国語としていない人が大半の環境で学ぶことになり、この環境の経験は日本で多くのアジアからの観光客の対応に有益であること・・・。
このロジックは私見ではありますが、十分効果的かと感じています。
オーストラリアン・インターンシップのホスピタリティ・インターンシップとしてこれらの人材育成先として受け皿になれることは十分あり、何よりも単位交換のような形で学生時代にこれらの経験ができれば、もっと視野も広がり、そして、日本における観光業をさらに真剣に考えるきっかけになるかと思います。
常に感じる危機感はあまり時間がないということです。 震災復興、そして、人口減、新興国の台頭、いま、アジアは天災は多いものの(日本やニュージーランドの震災、タイやオーストラリアの洪水など) どう考えても世界の中でもっとも優位な立場にいると感じます。 少なくとももっと深刻な金融危機からは若干距離をおける立場です。 そして、急成長しているこの地域で、非常によいポジションをとっているにもかかわらず、日本だけが他国であまり話題にならない海外に対応できる「人材育成」に悩んでいるようにみえてしまいます。
客観的にほかの国はどうしてこのことに日本が悩んでいるか、理解に苦しむ国も少なくないかと思います。 受け入れる移民政策をほぼあまりしてきておらず、そして、内需、国内企業でいままで築き上げたものは今後、同じようなルールは通らない事は明確です。 一番おとなりの韓国をバイタリティを注視すべきと思いますが、日本の危機感を感じるならば、まずはグローバルに慣れる行動や実践がいかに重要か、ということです。 観光もまったく同じであり、企業とは異なり、観光=100%外国人を対応することを念頭において、観光大国で実践するインターンシップへの重要性をぜひ検討していただきたいです。
また、移民政策的なことをいえば、これはオーストラリアも同じですが「ビザ」をもっと活用できる、という点です。 日本は極度にここの政策は残念ながら消極的に感じます。いま、外国からの留学生も激減しているのが現状です。それは日本で勉強しても欧米での留学に比較して、メリットがない、とみなされてしまう点です。留学後に自動的にトレーニング期間用として1-2年就労ビザを発給したり、そして、あとはワーキングホリデーを活かすこと。就労ができるこのビザはもっと柔軟にPRも可能かと思います。 日本の国力、日本の活性化のために、入国=ビザは1つのハードルでもあります。中国人への観光ビザ緩和は1つの大きな進展でしたが、今後さらに政策的に必要な分野と認識しています。
何はともあれ、まずは、観光客を増やす=観光人材育成のありかたや海外へのオプションを広げることは将来現実的な日本観光業を検討する上で有益と感じています。
2011年11月1日火曜日
不動産投資セミナー にて
9月に引き続き、ゴールドコースとにあります不動産会社「ワイドエステート」さんが不動産投資セミナーを東京にて開催いたしました。今回は不動産に特化した内容ということで、いらっしゃるお客様もこの投資にご関心の高い方がほとんどでした。 なかなか皆様熱心な方が多く、メモなどをとりながら聞いていらっしゃる方も多く見受けられました。
はじめにオーストラリア・ニュージーランド銀行から為替や金利の話、そして、不動産投資には重要な豪ドルのお話などわかりやすいレクチャーから始まりました。不動産購入を検討する場合、大きく為替のタイミングにより、その価格も随分変わってくるのも現状です。 海外投資をする上では最低源の事ではありますが、タイミングは重要であること・・・・そんなこともふまえて、長期的なプランが重要かと・・・。また、人口政策や州によって人口の流出・流入が数字の上でも全く差があることにもとても興味深い点でした。 クイーンズランド州はこの数十年トップで人口流入が高いということーつまり、人口は増え続けており、不動産需要も高い、ということになります。
また、興味深い点は、ローンの話でしたが、オーストラリアの場合、不動産のサイクルが7年周期というものがあるらしく、はじめからこの周期を考慮して、7年後には売却を考慮したローンを組んでいる人も多いということ。そして、利息のみを支払って、元本は払わずに売却する・・・というのがよくあるそうです・・・日本人の感覚だと、この点がどうしても不思議なのですが、、、そんなことも可能なのか・・・と不思議さは消えず・・・。
きっと海外の不動産投資に関心ある方は、たいてい日本国内でも不動産投資をしていると思うため、税務のことなど、いろいろ慎重に比較するべき点は多いと感じました・・・。個人的に感じたのは、オーストラリアのメリットは「貸し手市場であること」=つまり、物件を購入しても家賃収入は見込むことが可能=その点、日本より少し安心。そして、上昇率も高いということです。
・・・最後に弊社も少しだけご紹介させていただきました。
不動産購入=やはり移住したい人もいらっしゃるのが現状で、この点、タイミングや年齢、そして、資産のことなど、多くからんでくる為、何事にもプラン、そして、予備知識は必要か、と感じます。
居住するためには後にも先にもやはりビザが重要になりますので、この点もぜひ皆様には考えて頂ければと思います。
来年はぜひ、皆さまと連携したセミナーを開催していきたいと考えております。
はじめにオーストラリア・ニュージーランド銀行から為替や金利の話、そして、不動産投資には重要な豪ドルのお話などわかりやすいレクチャーから始まりました。不動産購入を検討する場合、大きく為替のタイミングにより、その価格も随分変わってくるのも現状です。 海外投資をする上では最低源の事ではありますが、タイミングは重要であること・・・・そんなこともふまえて、長期的なプランが重要かと・・・。また、人口政策や州によって人口の流出・流入が数字の上でも全く差があることにもとても興味深い点でした。 クイーンズランド州はこの数十年トップで人口流入が高いということーつまり、人口は増え続けており、不動産需要も高い、ということになります。
また、興味深い点は、ローンの話でしたが、オーストラリアの場合、不動産のサイクルが7年周期というものがあるらしく、はじめからこの周期を考慮して、7年後には売却を考慮したローンを組んでいる人も多いということ。そして、利息のみを支払って、元本は払わずに売却する・・・というのがよくあるそうです・・・日本人の感覚だと、この点がどうしても不思議なのですが、、、そんなことも可能なのか・・・と不思議さは消えず・・・。
きっと海外の不動産投資に関心ある方は、たいてい日本国内でも不動産投資をしていると思うため、税務のことなど、いろいろ慎重に比較するべき点は多いと感じました・・・。個人的に感じたのは、オーストラリアのメリットは「貸し手市場であること」=つまり、物件を購入しても家賃収入は見込むことが可能=その点、日本より少し安心。そして、上昇率も高いということです。
・・・最後に弊社も少しだけご紹介させていただきました。
不動産購入=やはり移住したい人もいらっしゃるのが現状で、この点、タイミングや年齢、そして、資産のことなど、多くからんでくる為、何事にもプラン、そして、予備知識は必要か、と感じます。
居住するためには後にも先にもやはりビザが重要になりますので、この点もぜひ皆様には考えて頂ければと思います。
来年はぜひ、皆さまと連携したセミナーを開催していきたいと考えております。
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