最近発売になった本で、話題になっている「LEAN IN 」をさっそく読みました。 著者である、シェリル・サンドバーグ女史は最近日本にも来日していたようで、日経新聞にも大きく特集されていました。 現在は、フェイスブックのCOOとして活躍しています。 彼女が今まで経てきたキャリアおよび私生活にの中で感じてきたことが実直につづられているような印象でした。
それにしても華やかなキャリアの数々・・誰もがこの方のように進める状況ではないですが、社会の上にいけばいくほど、女性における社会のハンディがとても大きい、、、ということを実体験を通じて感じているようでした。
学業をハーバードにて、、というところから既に雲の上の状況ですが、、そのあとも、政府系に進み、世界銀行、マッキンゼー、そしてグーグル、フェイスブック・・・・とこの流れだけでも、ため息がでます。 ハーバードは学生時代から既に過酷な競争社会ときいていますが、まさに社会において自分の活躍できる場を求めて、切磋琢磨してきた光景が浮かびます。
しかし彼女が感じた社会の現実は、女性ということにおけるハンディがまだまだ大きい、そしてこれを世の中にしってほしい、、というところから(公的にある)徹底したデータ分析のもとに文章はつづっていました。 アメリカは日本のビジネス社会よりはるかに、オープンかつ、受け入れられる文化がある、という印象がありましたが、本人の体験から意外とアメリカでもなかなか大変なのである、ということを実感しています。
誰もがサンドバーグ氏のようなキャリアをつづることは困難ですが、伝えたかったのは、社会における女性の評価がどうしても男性とは異なるアングルから発生し、これらを克服するために、「一歩踏み出してみましょう」 という激励だったようです。
少し話はそれますが、きのうテレビで林真理子さんが出演されていて最近執筆した「野心のすすめ」という本とご自身のご経験を語っていました。 やはり自分の夢やもっと上を目指している人は「野心家」でなければできない、、ということで、彼女も一歩一歩ほしいものを得てきた経緯がとても具体的で面白かったです。 常に現状満足ではなく、先をみている、ということでした。
キャリアも家庭も公私ともにバランスよく保ち、そして自分の存在価値を社会においてPRしていくのは簡単なことではありません。 ケースは異なりますが、このお二人ともに、それぞれに努力はまだまだ延々と続くものなのだ。。と思いました
ふと自身の環境をふりかえれば、、いまはかなり自由なワークライフを送っており、自分でプランをたて、時間を作り、そして次のビジネスプランを考える・・・と今はあまり「女性だから」不利になったり、ハンディと感じることはまだあまりありません。 もちろんこれは、企業や政府などに勤務していた時代とは大きく異なる環境です。 「一人で働く」というより今は、その時々に必要となる人たちや仲間と「チーム」を作り、プロジェクトやクライアントをサポートする、という体系に変化しています。
もちろん、ミーティングをしてまわりをみると「100%男性」も多いのが実情ですが、まだまだ、自身の触れる世界もそこまでに到達していないからかもしれません・・・。しかし、明らかにどこかで勤務していた時代に知り合う人たちとは異なる人たちに多く出会う機会が増えたことで刺激をうけることが多く、自身をもっと向上させなければならない。。。。と感じざるを得ない状況なっていることは確かです。
ワークライフバランス…は本当に重要と思います。今はちょっとワークの比重が多すぎて、これを機に今年後半はせめて「ライフ」バランスを変えたい次第です。
オーストラリア&ニュージーランドビザ サポート&コンサルティング エキスパートとしてオーストラリアやニュージーランドにまつわるビザ情報とビジネス活動記をきままにつづっています
ビジネス奮闘記
皆さまにとってAOM Visa Consultingが身近なサービスになるようにこのブログでは少しやわらかめのトピックスもふまえて発信していきたいと思います。 オーストラリアやニュージーランド関連のほか、ふだんの活動や関心ごと含めてレポートします。 ご意見・ご感想などございましたらお気軽にメールにてお送りください。 AOM Visa Consulting Official Web site は こちらへ
2013年7月6日土曜日
2012年11月12日月曜日
ザ・チーム ~ウィリアム斎藤さんの本
久しぶりに本を読みました。ちょっとまたオセアニアから遠ざかりますが・・・いろいろと感じさせられた為、読書感想文的に書き留めておきたいと思います。
以前少しだけ起業支援の団体でお手伝いしていたことがあり、その際にずいぶんといろいろな方に出会いました。 MIT Enterprise Forum of Japan という、アメリカのMITの傘下になるNPOで、起業しようとしている人たちのアドバイス支援やビジネスプランコンテストを通じてメンタリングなどを行う活動です。テクノロジーやIT系が多い話題のところで、ちょっとこのあたりは得意ではないものの、こういう世界があるのか!?と思うほど、MIT出身者をはじめ、起業支援に情熱注ぐ方、または、よいアイデアをなんとか事業化しようと、奔走する人などなど・・・。自身もちょうどAOMを立ち上げる時期だったため、ビジネスプランについてなど多くの方にアドバイスを頂きました。
その際に知り合ったのがウィリアム斎藤さんでした。知り合う・・というのはおこがましいですが、彼は自称「プロフェッショナル・ボランティア」として多くの起業家支援に情熱を注いでおり、既に日本政府に対しても多くの委員会などに所属し、活躍していました。こんな方がいらっしゃるのか、ととても印象に残った人の一人です。日系2世として、若くして起業し、華やかなビジネスキャリアを積んだ後に、ルーツである日本の為に何かしよう、ということで、来日し、それから起業化支援をはじめとして、幅広く活躍している方です。彼の師匠である黒川清先生をいろいろなご縁から少し存じ上げていたこと、そして彼の母校であるUC Riversideにも学生時代少しお世話になった・・・という小さな共通点もあり、親近感をもってました。とても久しぶりにウェブを拝見したところ、最近本を書かれたことがわかり、さっそく読んでみた、ということです。
ざっくりとは、彼の背景を存じ上げていましたが、あらためて「びっくり!」の連続でした。日系2世としての苦労も多かったと思いますが、そのご家族の背景、そして、ビジネスに関しては多くの失敗を繰り返した、と記述しているものの、その数々のビジネスや受賞した経歴は華やかであり、やはりこのIT関係にかかわる人はビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブス含めて強烈な「こだわり」と「オタク性」があるという感じもうけました。 追求するそのこだわりがあるからこそ、きっと強烈な発明などが起きるのではないかと思います。~でも、お会いした印象はユーモアのある方でとてもフレキシブルな方と感じています。
彼が医学部でUCLAに行ったことは存じ上げていましたが、卒業後、1日で医師をやめて、ビジネスの世界に進んだ・・・・という事も衝撃的でした。道は1つではない、ということを実感します。
今回の本は主に「チーム」をテーマとして、現在の日本に照らし合わせて、多くの警告を発信している内容になっています。これは、特に昨年の3.11を体験して以降、日本政府の委員会などを通じて痛感した実体験に基づき、現状への危機感、そしてこれからの日本について、多く語ってました。
先日、株式上場果たした日本航空の稲森氏も語っていましたが、今、日本は決定的にリーダー不足であるということ。 優秀な人たちは多いのに何かが欠けている、これは共通する見解のようです。 ウィリアムさんは特にその中で、「チームで動く」ということに焦点をしぼって語っていましたが、緊急事態や、非日常的な事情、そして予測できないことに対処する能力が日本人は非常に厳しい、ということ、これは、普段からチームで役割分担をし、問題解決をしていく、という訓練が非常に乏しい、ということのようです。 確かに、日本人は本当に「リスク」に対して、極度にアレルギーがあるかのようにも感じます。 これが、特に、政府レベルになるとますますそう感じざるを得ません。
起業もそうですが、「リスク」を受ける勇気や解決能力、そして、それに対してチャレンジする気持ちがなければ困難であるということ。 人は常に様々な決定を必要とされることがあり、このときに判断できるか否かが、キーになるかと思います。
また、今、日本企業は急速に海外進出を進める中で、(国内もそうですが)M&Aが進んでいます。しかし、ここで、日本はM(合併) はできてもA(吸収)が苦手、ということです。国内企業でも(特に銀行関係)よく聞いていますが、いまだ人事が分断されていたり、内部的な動きは「チーム」として機能するまでに非常に時間がかかるカルチャーでもあるかもしれません・・・(これは私もリーマンX野村で実感していますが・・・)
日本人はしいて言えば非常に連帯感やグループで動くこと、そして協調することはは非常に好きな人種と思います。 ただし、これはイコール、ビジネスの上、政治の上において、うまく機能することばかりではなく、かえって、違う意見や前例がないことに対してのハードルの高さ、ディベートが発生しないがゆえに、よい道筋がみつけられないかもしれません。
・・・彼の生い立ち~最後には日本への提言まで幅広い内容でしたが、、、かえって外から見るシャープな彼のコメントは日本をルーツに持ち、しかしながら、客観的な立場において冷静に日本の現状を分析するその姿は非常に興味深いものでした。
それにしてもかなりの驚きだったのは、彼が今までの数々のビジネスにおいて、ほとんどベンチャーキャピタリストからの支援を受けたことがない、ということ・・・。これには大変びっくりしました。ほぼジョークに感じますが「VISA CARD」からのキャッシングくらいしかない・・・とのこと。
通常起業するのに資金調達が最も大変な課題でもありますが、事業規模をみても非常に珍しいケースと思い、またまた彼のビジネスキャリアにはびっくりしました。
これからのご活躍もますます楽しみにしたいと思います。
以前少しだけ起業支援の団体でお手伝いしていたことがあり、その際にずいぶんといろいろな方に出会いました。 MIT Enterprise Forum of Japan という、アメリカのMITの傘下になるNPOで、起業しようとしている人たちのアドバイス支援やビジネスプランコンテストを通じてメンタリングなどを行う活動です。テクノロジーやIT系が多い話題のところで、ちょっとこのあたりは得意ではないものの、こういう世界があるのか!?と思うほど、MIT出身者をはじめ、起業支援に情熱注ぐ方、または、よいアイデアをなんとか事業化しようと、奔走する人などなど・・・。自身もちょうどAOMを立ち上げる時期だったため、ビジネスプランについてなど多くの方にアドバイスを頂きました。
その際に知り合ったのがウィリアム斎藤さんでした。知り合う・・というのはおこがましいですが、彼は自称「プロフェッショナル・ボランティア」として多くの起業家支援に情熱を注いでおり、既に日本政府に対しても多くの委員会などに所属し、活躍していました。こんな方がいらっしゃるのか、ととても印象に残った人の一人です。日系2世として、若くして起業し、華やかなビジネスキャリアを積んだ後に、ルーツである日本の為に何かしよう、ということで、来日し、それから起業化支援をはじめとして、幅広く活躍している方です。彼の師匠である黒川清先生をいろいろなご縁から少し存じ上げていたこと、そして彼の母校であるUC Riversideにも学生時代少しお世話になった・・・という小さな共通点もあり、親近感をもってました。とても久しぶりにウェブを拝見したところ、最近本を書かれたことがわかり、さっそく読んでみた、ということです。
ざっくりとは、彼の背景を存じ上げていましたが、あらためて「びっくり!」の連続でした。日系2世としての苦労も多かったと思いますが、そのご家族の背景、そして、ビジネスに関しては多くの失敗を繰り返した、と記述しているものの、その数々のビジネスや受賞した経歴は華やかであり、やはりこのIT関係にかかわる人はビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブス含めて強烈な「こだわり」と「オタク性」があるという感じもうけました。 追求するそのこだわりがあるからこそ、きっと強烈な発明などが起きるのではないかと思います。~でも、お会いした印象はユーモアのある方でとてもフレキシブルな方と感じています。
彼が医学部でUCLAに行ったことは存じ上げていましたが、卒業後、1日で医師をやめて、ビジネスの世界に進んだ・・・・という事も衝撃的でした。道は1つではない、ということを実感します。
今回の本は主に「チーム」をテーマとして、現在の日本に照らし合わせて、多くの警告を発信している内容になっています。これは、特に昨年の3.11を体験して以降、日本政府の委員会などを通じて痛感した実体験に基づき、現状への危機感、そしてこれからの日本について、多く語ってました。
先日、株式上場果たした日本航空の稲森氏も語っていましたが、今、日本は決定的にリーダー不足であるということ。 優秀な人たちは多いのに何かが欠けている、これは共通する見解のようです。 ウィリアムさんは特にその中で、「チームで動く」ということに焦点をしぼって語っていましたが、緊急事態や、非日常的な事情、そして予測できないことに対処する能力が日本人は非常に厳しい、ということ、これは、普段からチームで役割分担をし、問題解決をしていく、という訓練が非常に乏しい、ということのようです。 確かに、日本人は本当に「リスク」に対して、極度にアレルギーがあるかのようにも感じます。 これが、特に、政府レベルになるとますますそう感じざるを得ません。
起業もそうですが、「リスク」を受ける勇気や解決能力、そして、それに対してチャレンジする気持ちがなければ困難であるということ。 人は常に様々な決定を必要とされることがあり、このときに判断できるか否かが、キーになるかと思います。
また、今、日本企業は急速に海外進出を進める中で、(国内もそうですが)M&Aが進んでいます。しかし、ここで、日本はM(合併) はできてもA(吸収)が苦手、ということです。国内企業でも(特に銀行関係)よく聞いていますが、いまだ人事が分断されていたり、内部的な動きは「チーム」として機能するまでに非常に時間がかかるカルチャーでもあるかもしれません・・・(これは私もリーマンX野村で実感していますが・・・)
日本人はしいて言えば非常に連帯感やグループで動くこと、そして協調することはは非常に好きな人種と思います。 ただし、これはイコール、ビジネスの上、政治の上において、うまく機能することばかりではなく、かえって、違う意見や前例がないことに対してのハードルの高さ、ディベートが発生しないがゆえに、よい道筋がみつけられないかもしれません。
・・・彼の生い立ち~最後には日本への提言まで幅広い内容でしたが、、、かえって外から見るシャープな彼のコメントは日本をルーツに持ち、しかしながら、客観的な立場において冷静に日本の現状を分析するその姿は非常に興味深いものでした。
それにしてもかなりの驚きだったのは、彼が今までの数々のビジネスにおいて、ほとんどベンチャーキャピタリストからの支援を受けたことがない、ということ・・・。これには大変びっくりしました。ほぼジョークに感じますが「VISA CARD」からのキャッシングくらいしかない・・・とのこと。
通常起業するのに資金調達が最も大変な課題でもありますが、事業規模をみても非常に珍しいケースと思い、またまた彼のビジネスキャリアにはびっくりしました。
これからのご活躍もますます楽しみにしたいと思います。
2012年5月13日日曜日
サムスンの戦略的マネジメント
つづけてもう一冊・・・。最近特に気になる企業のため 一気に読んでしまいました。 今はスマホをはじめとする驚異的企業に成長して、その躍進ぶりはすざましいです。アップルをぐいぐいと追っています。韓国を代表するこの企業の戦略とは・・・ととても興味深いものです。
かつて、日本のメーカーはソニーをはじめとして、世界中にあふれており、そして何よりも「Made in Japan」というゆるぎない、製品の強さ、ブランドから多くの人から愛されましたが、いまは海外ホテルにいっても部屋にあるのはLGなどを代表とする韓国製品が大きなシェアを占めています。 いつからこのような構図になってしまったのか。その原点ともいえるこの企業の強さに関心を持ちました。
歴史を振り返ると全ては1997年のアジア危機から始まったようです。この危機を経験した韓国は国をあげての経済復興に誰もが努力し、そして団結した結果、今の韓国があるようです。 日本より半分以下しかいない人口、そして資源のない国において、海外展開を視野にいれなければ生き残れない、という危機感は日本の何倍にも増して長く感じていた結果、その究極を人材確保や人材育成に集中したようです。 ただ、興味深かった事は、創始者をはじめとして3代目まで皆、日本へ留学していること。日本のトヨタやパナソニックなど、多くの企業をロールモデルとして運営してきていること。日本に共通する点は多く吸収しているのです。 でも、戦略の中で、日本と決定的に早くから異なっていた事はローカル化、つまり現地の需要をキャッチする力、その国は何を欲してるのか、徹底的に、研究し、そのマーケットインという考え方です。 日本はあくまでも製品の質などを重視したプロダクトアウトの発想・・・という点において、その製品の自信に満ちたセールスの方式がグローバル環境においては明らかに誤算になってきているということのようです。
全般的に、日本企業がグローバル化できていない、という点はこの「現場を知る力」や「現場に任せてその需要をつかむ」というところが韓国ときっと対象的なのでしょう。
ですが、 昨日NHK で特集していたキティちゃん旋風~ サンリオのグローバル戦略は日本企業において元気に成功している例として非常に興味深いレポートでした。 まさに、現場にすべてその戦略をゆだねている点が、成功への道なのかと実感しました。 文化背景や好みも全く異なる国において、日本で人気があるからといえ、同じようには決して伸びることはなく、何よりもまず、現場のニーズを知ること、これが大原則である、ということを実践していました。
日本はこのように隣国においてモーレツな企業が多くある中、もっと危機感をもってグローバル戦略を考えなければ、特に人材育成や人材確保において非常に遅れをとり、かつ優秀な人からみれば魅力の低い国にみえてしまう、と痛感しました。 サムスンの人材に投入するその情熱は極端かもしれませんが、それほどまでに、アジアには強力な企業があるということを、脅威と感じ、戦略をたてなければ、今後、よい人材はどんどん海外へでてしまう、と感じました。
サムスンのパワー感全てがよいとは思いませんが、これらの企業とは別戦略として今、日本がグローバルに関心持ってくれる点は 「ソフトパワー」かな・・・と思いました。 いわゆるジャパンクールの輸出です。 キティちゃんをはじめとして、生活の中で欠かせなくなったコンビニ文化、そしてユニクロなど・・・・。クールジャパンはもっと飛躍できる面があると感じます。 でもこれらも結局、いかに現場のニーズ、そして現場の人材をとりこめるか、にかかってると思います。
会社は強大になったサムスンではありますが、、個々の人生が犠牲になっていないことを祈りつつ、日本は日本らしさで今後、クールジャパン戦略、人材確保含めて、相当真剣に検討するべきと感じました。
かつて、日本のメーカーはソニーをはじめとして、世界中にあふれており、そして何よりも「Made in Japan」というゆるぎない、製品の強さ、ブランドから多くの人から愛されましたが、いまは海外ホテルにいっても部屋にあるのはLGなどを代表とする韓国製品が大きなシェアを占めています。 いつからこのような構図になってしまったのか。その原点ともいえるこの企業の強さに関心を持ちました。
歴史を振り返ると全ては1997年のアジア危機から始まったようです。この危機を経験した韓国は国をあげての経済復興に誰もが努力し、そして団結した結果、今の韓国があるようです。 日本より半分以下しかいない人口、そして資源のない国において、海外展開を視野にいれなければ生き残れない、という危機感は日本の何倍にも増して長く感じていた結果、その究極を人材確保や人材育成に集中したようです。 ただ、興味深かった事は、創始者をはじめとして3代目まで皆、日本へ留学していること。日本のトヨタやパナソニックなど、多くの企業をロールモデルとして運営してきていること。日本に共通する点は多く吸収しているのです。 でも、戦略の中で、日本と決定的に早くから異なっていた事はローカル化、つまり現地の需要をキャッチする力、その国は何を欲してるのか、徹底的に、研究し、そのマーケットインという考え方です。 日本はあくまでも製品の質などを重視したプロダクトアウトの発想・・・という点において、その製品の自信に満ちたセールスの方式がグローバル環境においては明らかに誤算になってきているということのようです。
全般的に、日本企業がグローバル化できていない、という点はこの「現場を知る力」や「現場に任せてその需要をつかむ」というところが韓国ときっと対象的なのでしょう。
ですが、 昨日NHK で特集していたキティちゃん旋風~ サンリオのグローバル戦略は日本企業において元気に成功している例として非常に興味深いレポートでした。 まさに、現場にすべてその戦略をゆだねている点が、成功への道なのかと実感しました。 文化背景や好みも全く異なる国において、日本で人気があるからといえ、同じようには決して伸びることはなく、何よりもまず、現場のニーズを知ること、これが大原則である、ということを実践していました。
日本はこのように隣国においてモーレツな企業が多くある中、もっと危機感をもってグローバル戦略を考えなければ、特に人材育成や人材確保において非常に遅れをとり、かつ優秀な人からみれば魅力の低い国にみえてしまう、と痛感しました。 サムスンの人材に投入するその情熱は極端かもしれませんが、それほどまでに、アジアには強力な企業があるということを、脅威と感じ、戦略をたてなければ、今後、よい人材はどんどん海外へでてしまう、と感じました。
サムスンのパワー感全てがよいとは思いませんが、これらの企業とは別戦略として今、日本がグローバルに関心持ってくれる点は 「ソフトパワー」かな・・・と思いました。 いわゆるジャパンクールの輸出です。 キティちゃんをはじめとして、生活の中で欠かせなくなったコンビニ文化、そしてユニクロなど・・・・。クールジャパンはもっと飛躍できる面があると感じます。 でもこれらも結局、いかに現場のニーズ、そして現場の人材をとりこめるか、にかかってると思います。
会社は強大になったサムスンではありますが、、個々の人生が犠牲になっていないことを祈りつつ、日本は日本らしさで今後、クールジャパン戦略、人材確保含めて、相当真剣に検討するべきと感じました。
2022年 これから10年活躍できる人の条件
久しぶりにふらり本を購入しました。最近ビジネス書コーナーは就職関連も多いですが、グローバル人材を意識しての「生き方」本のようなものも多く、日本は今、大手企業人はそれほど安心していられない、という不安からもビジネスマンは混とんとしている様子がうかがえます。
この著者、神田昌典氏は私自身は存じ上げなかったのですが、どうも世間ではとても有名のようで、彼のキャリアに関心をもちました。もともと外務省出身で、その後海外留学を経てビジネスの世界へ。外交からいっきにビジネスマンへとシフトし、そのキャリアは華麗なるものです。 ふと、政府の仕事をしている=一般的には公務員になるため、基本、大半が保守的な感覚をもっている方が多いがゆえ、ここからの転身は個人的にも親近感をもちました。かれこれ、私を含め古巣のオーストラリア政府出身の起業家も実はちらほらいらっしゃる所は興味深い点です。
今回この本を書いたきっかけはどうも癌になったことが大きな要因のようです。この点はお正月に読んだスティーブジョブスと重なる点が多く、人は死を目前にすると、今までの長い人生から多くの事を凝縮して何か行動に移す、という印象です。今までの経験をもとに、今後10年間についてを分析、とりまく環境の予測やこれからの日本についてなど、非常に興味深い内容でした。元外交官というのもあるのかもしれませんが、ビジネスを考える上でも常に「国益」を考慮するという点は共感するものもあります。
日本は特に大企業文化、というものがゆるぎなく、かつこのビジネスモデルはあるいみ日本会社の典型的モデルともいえます。戦後たくさんの大手企業が台頭し、明治以降の財閥系を含め、企業を系列化することで、その連帯感、安心感を生み、そして終身雇用制という長期的モデルを堅実にしたことはまさに「カイシャ」 カルチャーといえます。 しかし、今おきていることは、グローバル化の波も荒波となり、ものつくりだけでは内需はもう無理な時代となり、海外を視野にいれなければほぼ無理の状況に変化してきていることです。 いま、自動車業界はなんとか頑張っているものの、かつての王道、ソニーやパナソニック、シャープなどなど、製造業は苦境にたたされています。
この本では、これらの時代の波をみつつ、今後活躍していく人たちの中心は40代と説いています人間、人生いまはだいたい日本は80歳位となってきたことを考えるとその半分の40代がもっとも脂にのっているということです。 個人的にも40代は人生最後の挑戦の時期と感じており、この過ごし方によって今後が変わると感じています。また、人生半分きたところで、あとの半分どのように生きていきたいか、を真剣に考えるよい時期とも感じます。
20代、30代という若い時期からこのチャレンジ(例えば起業)をすることもよいですが、多様な経験をひととおりし、なんとなく世の中や社会のしくみが理解できるのはきっと30代後半なのかと思います。
これらの経験をふまえ、その後の半分をどう生きるか。こういう問いかけに、神田氏はなっているのかと思います。 くりかえし 「ライフワークになるものを探す」ということが書かれていましたが、あくまでも金銭的な目先の事のみを考えるのではなく、社会の仕組みの中での存在意義、そして自分自身のやりがい=つまりライフワークになれるか、ここがポイントかと思います。
キャリアアドバイスとして若い人へ指摘していたことは、よい学校、よい就職先にいくのではなく、
1.海外留学
2.ボランティア経験を積む
3.優秀な人材が集まる場所の空気を吸う
・・・という。特に3については共感する。これは、直接関与しないにしても、何を考えているか、どんな行動をするか、などを観察するだけでも非常に勉強になるものです。
~あらためて外交官からここまでダイナミックなキャリアにシフトした経緯や経験はため息ものでしたが、時間を無駄にせず、かつ社会の為に必死に問いかけている雰囲気を感じました。
彼の見据えている日本はけっして悲観的なものではなく、非常に明るい未来です。 日本は独特のカルチャーを持ち合わせ、今後これらを海外ビジネスに活かす事で大いに飛躍できる点はあると同感です。あとは、現場の力を信じ、現地の人とのコミュニケーションを円滑にすることで、需要をつかみ、現地化していく、ということでしょうか。
とても刺激的な本でした。
この著者、神田昌典氏は私自身は存じ上げなかったのですが、どうも世間ではとても有名のようで、彼のキャリアに関心をもちました。もともと外務省出身で、その後海外留学を経てビジネスの世界へ。外交からいっきにビジネスマンへとシフトし、そのキャリアは華麗なるものです。 ふと、政府の仕事をしている=一般的には公務員になるため、基本、大半が保守的な感覚をもっている方が多いがゆえ、ここからの転身は個人的にも親近感をもちました。かれこれ、私を含め古巣のオーストラリア政府出身の起業家も実はちらほらいらっしゃる所は興味深い点です。
今回この本を書いたきっかけはどうも癌になったことが大きな要因のようです。この点はお正月に読んだスティーブジョブスと重なる点が多く、人は死を目前にすると、今までの長い人生から多くの事を凝縮して何か行動に移す、という印象です。今までの経験をもとに、今後10年間についてを分析、とりまく環境の予測やこれからの日本についてなど、非常に興味深い内容でした。元外交官というのもあるのかもしれませんが、ビジネスを考える上でも常に「国益」を考慮するという点は共感するものもあります。
日本は特に大企業文化、というものがゆるぎなく、かつこのビジネスモデルはあるいみ日本会社の典型的モデルともいえます。戦後たくさんの大手企業が台頭し、明治以降の財閥系を含め、企業を系列化することで、その連帯感、安心感を生み、そして終身雇用制という長期的モデルを堅実にしたことはまさに「カイシャ」 カルチャーといえます。 しかし、今おきていることは、グローバル化の波も荒波となり、ものつくりだけでは内需はもう無理な時代となり、海外を視野にいれなければほぼ無理の状況に変化してきていることです。 いま、自動車業界はなんとか頑張っているものの、かつての王道、ソニーやパナソニック、シャープなどなど、製造業は苦境にたたされています。
この本では、これらの時代の波をみつつ、今後活躍していく人たちの中心は40代と説いています人間、人生いまはだいたい日本は80歳位となってきたことを考えるとその半分の40代がもっとも脂にのっているということです。 個人的にも40代は人生最後の挑戦の時期と感じており、この過ごし方によって今後が変わると感じています。また、人生半分きたところで、あとの半分どのように生きていきたいか、を真剣に考えるよい時期とも感じます。
20代、30代という若い時期からこのチャレンジ(例えば起業)をすることもよいですが、多様な経験をひととおりし、なんとなく世の中や社会のしくみが理解できるのはきっと30代後半なのかと思います。
これらの経験をふまえ、その後の半分をどう生きるか。こういう問いかけに、神田氏はなっているのかと思います。 くりかえし 「ライフワークになるものを探す」ということが書かれていましたが、あくまでも金銭的な目先の事のみを考えるのではなく、社会の仕組みの中での存在意義、そして自分自身のやりがい=つまりライフワークになれるか、ここがポイントかと思います。
キャリアアドバイスとして若い人へ指摘していたことは、よい学校、よい就職先にいくのではなく、
1.海外留学
2.ボランティア経験を積む
3.優秀な人材が集まる場所の空気を吸う
・・・という。特に3については共感する。これは、直接関与しないにしても、何を考えているか、どんな行動をするか、などを観察するだけでも非常に勉強になるものです。
~あらためて外交官からここまでダイナミックなキャリアにシフトした経緯や経験はため息ものでしたが、時間を無駄にせず、かつ社会の為に必死に問いかけている雰囲気を感じました。
彼の見据えている日本はけっして悲観的なものではなく、非常に明るい未来です。 日本は独特のカルチャーを持ち合わせ、今後これらを海外ビジネスに活かす事で大いに飛躍できる点はあると同感です。あとは、現場の力を信じ、現地の人とのコミュニケーションを円滑にすることで、需要をつかみ、現地化していく、ということでしょうか。
とても刺激的な本でした。
2012年1月24日火曜日
アップル 決算最高益 ~スティーブ・ジョブスなきあとも~
先日、Founderである、スティーブジョブス亡きあと初めてアップルの決算発表が行われ、世界的にも注目のニュースでした。ふたをあければ、何と最高益であるということ、かつてのカリスマのあと、経営陣の存在がフォーカスされていましたが、そのような心配はよそに、堂々なる結果だったといえるでしょう。新製品がかなり好調であるということ。進み続ける、後継者ティム・クック氏も自信をみせていました。
年末からずっと読んでいたスティーブ・ジョブスの本がようやく読み終わり、なんともいえない脱力感にひたっった私です。 あまりメカに強くなく、そしてマックのことはさらにくわしくないのですが、この偉大な方の生き方はどんなものだったのか関心をもち、のみこまれるように読んでいきました。
・・・しかし、驚くことがあまりに多かったです。 なんとなくは聞いていましたが、「自己」表現、といいますか、自己実現への闘志はかなりのもので、まわりの人、一緒に働く人はどんなに大変だったか・・・・と思うばかりです。 まさにアーティスト的な感覚だったと思いますが、きっとそんなこだわりがある人でなければ、ここまでの偉大な作品を次々と世に送ることはなかったのではないか、とも思うばかりです。
人は、それぞれに個性があり、そして、その潜在能力をどのように表現、活かす事ができるか、とても興味深かったのは、やはりビル・ゲーツとの長い時間にわたる、互いの距離といいますか、ライバル関係かと。 きっとお互いにとってもロールモデルがあったからこそ、各会社の競争をさらに加速し、そして、次なるアイデアへの転身にもスピードがかかったかと思います。
どこまでも全く異なるこの二人の性格によって、世の中は、どんどんと進化し、そして、便利になったり・・・ととても不思議な運命すら感じました。
家族についても彼自身の育ってきた環境は大変な影響をもっており、幼少時代の経験から、後に響くものは本当に大きい、ということも感じた次第です。
純粋に、彼の業績は心から感嘆するばかりですが、まさにアーティストだった・・・・と思いました。
世の中を変えることに命をかけていた、という姿があらためて実感できました。
~~ まったく業界もなすことももちろん異なりますが、こういう人間がいる、ということをあらためて感じたとてもインパクトのある読書時間でした・・・
年末からずっと読んでいたスティーブ・ジョブスの本がようやく読み終わり、なんともいえない脱力感にひたっった私です。 あまりメカに強くなく、そしてマックのことはさらにくわしくないのですが、この偉大な方の生き方はどんなものだったのか関心をもち、のみこまれるように読んでいきました。
・・・しかし、驚くことがあまりに多かったです。 なんとなくは聞いていましたが、「自己」表現、といいますか、自己実現への闘志はかなりのもので、まわりの人、一緒に働く人はどんなに大変だったか・・・・と思うばかりです。 まさにアーティスト的な感覚だったと思いますが、きっとそんなこだわりがある人でなければ、ここまでの偉大な作品を次々と世に送ることはなかったのではないか、とも思うばかりです。
人は、それぞれに個性があり、そして、その潜在能力をどのように表現、活かす事ができるか、とても興味深かったのは、やはりビル・ゲーツとの長い時間にわたる、互いの距離といいますか、ライバル関係かと。 きっとお互いにとってもロールモデルがあったからこそ、各会社の競争をさらに加速し、そして、次なるアイデアへの転身にもスピードがかかったかと思います。
どこまでも全く異なるこの二人の性格によって、世の中は、どんどんと進化し、そして、便利になったり・・・ととても不思議な運命すら感じました。
家族についても彼自身の育ってきた環境は大変な影響をもっており、幼少時代の経験から、後に響くものは本当に大きい、ということも感じた次第です。
純粋に、彼の業績は心から感嘆するばかりですが、まさにアーティストだった・・・・と思いました。
世の中を変えることに命をかけていた、という姿があらためて実感できました。
~~ まったく業界もなすことももちろん異なりますが、こういう人間がいる、ということをあらためて感じたとてもインパクトのある読書時間でした・・・
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