ビジネス奮闘記

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2011年3月1日火曜日

留学マーケットについて考える ~ オセアニア頑張れ!

2月28日付の日経新聞に大きく「日本人学生が留学生との競争萎縮」という記事で特集されていました。著者は、この最近まで若手研究者を海外へ送り出すプログラムを担当していた東大教授でありましたが、この選抜にむけても、来日して留学している海外学生の方が圧倒的に英語力が高く、積極的であり、日本人学生はその波に圧倒され、萎縮している・・・という嘆きの内容でした。

個人的には、あまりにも「内向き日本人」というキーワードが定着するほど最近のメディア効果の大きさも懸念しており、これをもってかえって学生を萎縮させているのではないかという感じもうけます。ただ、現実問題、やはり現場での反応はこの先生が記述しているような事がおきているのかと思います。

この日本人留学生激減については、どの国もある意味必死で現在プロモーションしているのが現状であり、アメリカ、カナダ、オーストラリアどこも政府としても優先順位はとても高いトピックスです。どのようなポイントで魅力を感じてもらい、多くの日本人学生に留学してもらうか、これは時に戦略も必要と感じます。
少なくとも、私たちの学生時代はもっと海外に対しての魅力や好奇心が旺盛であり、誰もが卒業旅行は寒いヨーロッパでも長期で旅をしていたことが思い出深いです。今は・・・と思えば、きっとそのようなタイプより、短期で豪華なのんびり旅というのでしょうか。一言でいえば、その豊かさや平和さに少し埋もれている気がしてしまいます。

このニュースとは別に、同じ日に、民間会社「ラストリゾート」が新興国における企業研修プログラムを開始ということが掲載されていました。 今、産業界においても、日本国内のビジネスのみならず、次々と新興国へ進出する日本企業にとっては、その現場を知ることは英語を勉強することのみならず、非常に重要な事であり、この戦略は、納得するものであり、実施を決めたそのスピード感は大きいと感じました。

このようなニュースが流れて、やはりオーストラリアやニュージーランドのオセアニアは刺激を受けてほしいと感じます。学生が減っている・・・・ということのみならず、自国で留学するメリットは何か、そして、何が他国より優位であり、秀でているのか、南半球がゆえ、私自身はもっと戦略的にそのプレゼンスを高められると感じています。今、世界の動きや注目は新興国へ向けられ、ビジネス、そして、人の移動も圧倒的にインドや中国からの出身者が多く、その勢いはまるで日本のテンポとは比較にならないほどの状況です。 この点にどのくらい危機感をもってうけとめていくか、大切と感じます。

今はスピードがめまぐるしく早い時代であり、流行やマーケットをいかにつかみ、そしてその流れにそって需要をつくっていくか、これはどんなビジネスでも同じかと思いますが、オセアニア国、ぜひ頑張ってほしいと思います。年始から天災が続き、多難ではありますが、オーストラリア・ニュージーランド、どちらも皆とてもよい人が多く、日本とのその親交は長い歴史があります。それは英語や勉強することのみではないことも多い国です。
小さいながらも私自身もそのサポーターとして貢献していくことができれば幸いです。

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