現在、ビジネスとは別に関わっていることは「アントレプレナーシップ活性化」です。自身もベンチャーの域ですが、昨年から関わっているNPO団体 日本MITエンタープライズ・フォーラムにおいて、MITメディアラボ副所長 石井裕氏 講演会を開催しました。 石井先生は「Tangible Bit」の研究において世界的な先駆者であり、MITでも最も人気のある先生のうちの1人です。 今回は、Global Entreprenuership Weekというアントレプレナー活性化のためのイベントのキックオフとして開催し、たくさんの方にお越しいただきました。 石井先生の講演は初めて拝聴しましたが、噂通り・・・といいますか、とにかくPassion! Energy! Spirit! という熱い方でした。 講演は1時間以上にも及び、そのスライド数の膨大な事・・・。先生の著名な研究ケースをいくつかご紹介するなか、最後は、MITで生き抜いていくことのタフさ、何のために生きるか・・・などお話しくださいました。
とても印象的だったのは、「どのように自分は社会に貢献したいか」という問いに対する彼の哲学。
自分が死んだあとに何を残したいか、Hunger (飢餓)精神をもつ、生きるということへのメッセージがとても重く感じました。 またMITについては 「はじめ、頂きをめざしてのぼろう」という気持ちであったが、山などはじめからない。 山は自分で0から作り上げ、5年以内に初登頂しなければならない、それがMITである。」ということだった。 人と同じことをしても何もおきない。自分で作り上げていくこと、そして、その功績をどのように残すか・・・最後にはMemento Mori (死後の世界) というキーワードを何度も発していました。
想像以上に迫力のある講義であり、また、人生観や今後の自分の目標などを考えさせられる大きなきっかけにもなりました。 人間、やはりPasisionをもって生きることがとても重要。これは最もなことと感じます。 非常に衝撃的な講演でした。 なお、講演内容は今回USTREAMで全公開しています。よろしければ 日本MITエンタープライズ・フォーラムサイトよりご覧ください。
Photo Credit: Tomotaka Nagakubo