ビジネス奮闘記

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2012年9月14日金曜日

アラブ諸国におけるアメリカへの怒り

リビアからはじまったアラブ各地で継続しているアメリカに対する暴動はメディアを通じて非常にショッキングに感じています。今日新聞をみてさらに驚いた事は、そもそもユダヤ系米国人が500万ドル(約3億9000万円)もかけて14分のイスラム教預言者ムハンマドを好色で暴力的な人物としてドラマ風動画を作成し、You Tubeにて流したのがきっかけだそうですが、ひどいのは6月には英語バージョンがアップされ、そして9.11をねらってなのかこの911日前後にアラビア語の翻訳付きで再度You Tubeで流されたそうです。まさに油に火を注ぐかのようなこの行動が理解できません。これをうけて、一気にアメリカへの反感がデモへと広がったようです。イスラム教においては偶像崇拝自身も禁じられており、そもそも宗教をあえて理解して侮辱しているかのように感じます。今回の事件はリビアにおいて現職大使が犠牲になるなど、想像を超える事態が発生しており、かついまだに、この暴動はアラブ諸国へと広がっています。映像作成にこれほどの高額までかけて、かつ、イスラムの人たちをあえてターゲットにして計画的に中傷しているとしか思えません。なぜ、このような行動をとったのか、その背景は理解に苦しみます。
 
今日から公私の理由でアメリカに来ていますが、国内のメディアにおける対応は、各国にある大使館での暴動風景がメインに流されており、 確かに、このリビアの事件に関しては許しがたい事ではありますが、この発端となった問題の経緯や背景はどうなるのか、、、と思うばかりです。今、アメリカ国内は時期として大統領選挙合戦の真っ最中。アメリカはこれらの選挙に大いにメディアを活用する国として象徴的ではありますが、今回の事件は非常に政治的であり、これらをふまえて、対イスラム、対アラブに対する政策を今後どうするのか、という点も個人的には注目したい点です。

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