ビジネス奮闘記

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2012年9月16日日曜日

友人の結婚式にて ~出会いと再会~

少しビジネスからは離れますが書きとめておこうと思います。

今回は、もろもろ公私ともにイベントを含めて4年ぶりにアメリカにきました。プライベートでは元同僚の結婚式に参列ということで、個人的にはとても久しぶりの参列というのもあり楽しみにやってきました。もともと大使館時代の友人でありましたが、その後国連職員となり、多くの内戦地を経て、長くアフガニスタンにて勤務、というとてもハードなお仕事を経て、その地で出会ったアメリカ外交官とまさに国際紛争のさなかに知り合い、結婚・・・というカップルでした。 ちょこちょこ日本に帰国した際にいろいろな仕事の話はきいていたものの、平和な日本では想像を絶する世界に、ただただ、いつも驚いていた私ですが、今回は友人にとってその頃の懐かしい元同僚たちも友人として集まりました。私はもちろん日本からの参加ですが、ナイジェリア、ジュネーブ、タイ、アフガニスタン・・・そしてアメリカ、日本などなど、各国からやってきた皆さんは第一線で活躍する方々で、このメンバーにも本当に驚いた次第です。新婦の友人=ということで、皆さん女性が多数いらしたわけですが、世界中でこんなに日本人女性が活躍しているのか、とこのことにもびっくりしました。 何年かアフガニスタンや隣国イランなどで勤務していた人が多かったので、後進国への援助や難民支援、復興に関わるプロジェクトに関する組織(UNICEF,  UNHCR, UNDP など)が多かったですが、メディア関係の方はアフガニスタンにもう永住状況・・・の方もおり、この現場の話は大変ショッキングであり、またかつあまりに刺激的で、日本から遠い世界、そして、こういう現場にいる人たちにとっては日本も本当に遠く感じるのではないか、と思った次第です。 私にとっては仕事柄難民支援のエリアが最も関心高く、現場の話、また今の日本側の受け入れ体制やオーストラリアに関する姿勢などなどもあわせて非常に興味深い話でした。

日本ではいま、「グローバル人材」という運動?がさかんではありますが、今回お会いした皆さんの仕事にある環境やその状況などきいていて、日本は世界からおいていかれないように相当真剣にがんばらないといけない、と痛感した次第です。 海外にいると、日本の環境が非常に客観的に見え、かつその、「日本の世界だけで回っている事」がかなりあるのではないか、と思う次第です。

日本国内にいれば、保護されることも多く、また、海外に出ても日本マーケットのみ、日本コミュニティのみででビジネスが動かせる環境もあることも多々あります。今回お会いした方々は皆さん、どの方も国際機関の方が多かったというのもありますが、日本を客観的にみる立場の方が多く、そのものの見方や意見など非常に興味深い内容でした。 仕事柄とても特殊ではあると思いますが、それぞれの組織で、ミッションを達成することに大きなやりがいを感じているようです。

今回の皆さんから得た刺激はかなり大きく、端的にはこんなに多くの日本人女性が活躍している事にとても嬉しく思いました。 圧倒的に女性の好奇心やパワーを感じた次第です。
自身の関わっている「移民政策」という分野も人の流れをサポートする意味で、少しは力になれるものか、とアメリカ移民法分野に関わる方にも少しNYでお会いして、様々なお話を伺いとてもよい機会でした。

また、もともとのルーツである音大仲間にも、卒業後アメリカへ留学しそのままこちらにいる2人と20年ぶり位に再会することができ、それぞれに音楽面において活躍している事や近況など話す時間はとても刺激的でした。 全く異なる分野に身を置く自分にとって、音楽の仕事をしている仲間には常に敬意を表したい気持ちです。 一人の友人の御主人は今、NY州において公立校の予算が大幅カットされている事から音楽の授業もなくなりつつあるこの現状の中、なんとかこの存続をする為に奔走する為に組織団体として政府に打診して、日々活動している、という話をきいて、これら教育の現状はまるで日本と異なり、教育格差の現状を痛感しました。 アメリカは資産家にとっては、すばらしい教育や仕事、医療などいいものが手に入りますが、とにかく子供を育てる上で必須となる教育については「お金」があるかないかで非常に格差がある社会です。 様々な分野でがんばっている友人たちにもあらためて脱帽ものでした。

多くの出会いと再会があった今回の旅は非常に思い出深いものになりました。
そして、これからますます国際舞台で活躍する新婦・新郎には心からお祝い申し上げるとともに、今後のご活躍を楽しみにしています。

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