久しぶりにコンサートにでかけました。なかなかゆっくりと演奏会に行く時間も最近はめっきりと減ってしまったものの、年に一度は演奏の機会をなんとかつくっているので、刺激になります。ふと新聞で、今日の演奏会を見つけてどれも過去に演奏したことがあった曲であり、かつどれもとても好きな曲で即予約。フランス国立リヨン管弦楽団の日本ツアー最終日で、フランス特集でとても楽しみにでかけました。
ラヴェル/ 組曲『マ・メール・ロワ』
ピアノ協奏曲 ト長調 ピアノ 小菅 優
サン=サーンス/交響曲第3番 作品78 「オルガン付き」 (オルガン:石丸 由佳)
会場は東京芸術劇場だったのですが、最近リニューアルし、初めての訪問でした。パイプオルガンもフランス製らしく、「アールヌーボー」的な非常にインパクトあるオルガンでした。会場もほぼ満席で、このプログラムに対する期待を大いに感じ演奏会は始まりました。
・・・・っと会場でオケメンバーにばったり!先週に引き続き、よく知り合いにあいますが、やっぱりこのプログラムとオケに関心高く、開演前に盛り上がりました。
マ・メールロアも大好きな曲の1つです。非常にフランス的なニュアンスが多くあり、やはり最後の曲がいつきいてもじーん、、とします。やはりフランス人で演奏するとそんな雰囲気も感じつつ・・・
相変わらず素敵な曲でした。
2曲目はコンチェルト。ピアノは今若手でも大変活躍されている小菅優さん・・・一度彼女の演奏を聴いたことがありますが、大変ダイナミックかつ情熱的で、迫力に圧巻だったのを覚えています。このラベルG:は「のだめ」でも大変話題になった曲で、非常にジャズ的な要素が含まれています。
意外とクラシック漬けの人はジャズがときに難題となるのですが、小菅さんは相変わらず、パワフルかつ、リズムもノリノリで、オケとの掛け合いがエキサイティングでした。彼女はなんかほかの日本人のピアニストとちょっと雰囲気が異なり、ユニークさを感じます。この曲は練習ピアニストをしたことがあるのですが、本当に難しい~です、でもノッてくるとかなり楽しい曲であり、かつメランコリックな点もいかにもフランス的です。練習ピアニスト、、、であってもついつい真剣に練習し、何もかも忘れて没頭したあの必死だった時間も懐かしいです。あのころは指がもっと動いたのですが、、、
そして最後のサンサーンス、これも本当に思い出深い曲で、、、かつパワーをもらえる曲です。
忘れもしない、、、、あのリーマンショック1週間後に本番があった、、、という曲でした。2008年~なので、もうかれこれ6年前にもなります。この曲はオケの曲でも比較的ピアノがはいる曲で、連弾になります。なんといってもクライマックスの3楽章はパイプオルガンの重厚さとバッハのようなフーガも重なり、演奏への達成感は格別な曲です。 いろんなことを思い出させる曲でもありますが、本場の方たちの演奏も、さすがに3楽章はすごかった・・・。オルガン奏者は石丸由佳さんという若手オルガ二ストで少しやわらかく感じましたが、オケの迫力はすばらしかった!
また、オケのみなさんにとっても今日は日本ツアー最終日というのもあり、非常にパワフルかつ、達成感に満ちた印象を感じました。 フランスオケによるフランス特集はとても贅沢な時間で、大満足の演奏会でした。 会場には指揮者 大友直人さんもいらっしゃっており、関心度の高さを実感しました。
帰宅して、過去の演奏DVDをまたみてひたってしまった。プロにはまったくかないませんが、気迫と演奏に対する真剣度は感じつつ、ひさしぶりにまた演奏したくなりました。 なかなか音楽が遠い世界になってしまっているため、、ときにルーツに戻る時間も大切にしたいと思います。
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