ビジネス奮闘記

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2014年7月8日火曜日

続き~富裕層の教育事情について

昨日に引き続き、今日は教育事情についてお話したいと思います。今、海外移住を検討する上で、大きなウェイトを占めるのが「クオリティの高い教育」をいかに受けることができるか・・・という点です。 これはどのご家庭も、例として、富裕層でなく、一般家庭のみなさんも望む願いであり、お子様に少しでもよい教育を与えたい、と思うのはどの国も同じ、、と感じています。

最近ようやく日本でも「バカロレア」という教育システムもだいぶ認知度が上がってきました。 文部省もかなり積極的に日本国内でこのバカロレア資格をもつ学校を増やそうと必死です。 国際化の波を受けて、ようやく・・・という感じではありますが、とにかく日本も今、教育については過熱状態かと感じ、かつ、やっとグローバルの仲間入りをするために必死になってきた、という傾向は賛同したい次第です。

そんな中、クライアントさんのお子様の教育事情など最近いろいろな機会に伺うことがありました。もちろん、私の立場は現在オーストラリア、そしてニュージーランドの高等教育のすばらしさや、グローバルレベルで比較してもアメリカやイギリスに劣らず、評価が大変高い、と感じていますし、事実、大学ランキングなどは日本よりも多くトップ100に入っています。 
オセアニア留学への流れは、記憶に新しいことは3.11の震災後に「安全」そして「高等教育」ということから多くの富裕層がオセアニアへ避難&そしてお子様と親子留学が急増したのもとてもわかりやすい傾向です。

そうはいっても、投資家ビザのクライアントの皆様はやはり「グローバル」レベルにおいて時に他国への選択をしているようです。 身近にスイスに留学させていらっしゃる方のお話を伺って、目が飛び出るくらい本当にびっくりする話がつぎつぎとあり、、、本当に世の中は大変な世界もある、、とこのとこ痛感しています。

世界的にみても、スイスはセレブリティの集まる国でももちろん有名であり、かつそれらの子弟が留学する場所・・・・としても有名です。 学費が年間1000万!? ときいてまず驚きましたが、、学生ほぼ全員がセレブリティのため、やはり身なりやファッションなど、中学生でも全身グッチ…などはほぼあたりまえのようで、、さすがにこの環境にいる中で、小学校~中学時代に価値観がどのように形成されるのか、、というのがあるいみ不安になりました。

もちろん、世の中には様々な階級があり、様々な方がいらっしゃるのですが、とても「教育」というのもどこでバランスをとるべきか、というのが難しいと感じます。
裕福に育つことがよい教育、ではないと思う点、その反面、こういう社会における人脈もまた貴重なものであろう、という点、、、identityを形成するうえで、中学~高校という時代はとても重要かと思いますが、本当に富裕層のみなさんにとっては、「選択」は大変多いものの、この選択も非常に悩むもの、、とも感じました。

オーストラリアやニュージーランドはある意味、とても素朴であり、質素なのかも、、とも感じた次第です。競争の激しいアメリカでバイタリティもってがんばるか、伝統的なイギリスでじっくりと勉強していくか・・・、お国柄は多々あるので、その中で、そのご家族にとってもっともよい、というところをきっと選択されるのではないか、と思います。

こうしてみるとますます日本は本当に小さな世界であり、日本の教育事情もかなり危機感を感じる次第です。何が一番よいのか、ということに対する答えは様々ですが、まずは、いまの富裕層教育事情にただただ驚いた日でした・・・。

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