ビジネス奮闘記

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2012年10月1日月曜日

神田外語大学で講義させていただきました

台風一過ですっかりまた夏日のようになった今日、神田外国大学の学生の皆さんの授業で、企業研究 「オーストラリア企業インターンシップ」というテーマで講演させていただきました。 まだ夏休みから戻ってきた皆さんにとっては少しウォーミングアップも含めて、視点をかえてよい機会になれば・・・と思ってお伺いしました。

学生の皆さんは国際コミュニケーション学科の国際ビジネスキャリア専攻・・・とふだんは英語で授業をされているそうです。大学のうちからキャリア形成について語る授業があるのも新鮮でしたが、私にとってもその昔に教育実習!?以来教壇に立つ機会となり、とても楽しみでした。

学生さんはざっと男女半々くらいでしょうか。2年生が対象ということで大学時代もちょうどターニングポイントのこの時期、いろいろと方向性を考えると思います。この専攻の学生は「インターンシップ」が必修となっているようで、理想は国内で1企業、 海外で1企業ということを念頭にプログラムが実施されているようですので、少し、海外インターンシップを検討する際に、オーストラリアを知ってもらえたら、をいう思いで、いろいろな面からお話してみました。 アジアの中に位置するオーストラリアは長い歴史からもアジアとの関係は非常に強固であり、昔から大変多くの留学生がアジア諸国から来ています。 これがいまはオーストラリアの強みでもあり、アジアビジネスへの経験度の高さは欧米においても群をぬいています。日本企業は今、まったなしでアジアをはじめとする新興国への進出が目覚ましい今、こうしたビジネスセンスを磨く為にもグローバル人材育成先としてオーストラリアを活用することが有益と考えています。 また、多様なインターンシップのポジションがあるということも、大きな利点であり、皆さんにも来年以降のプランを想像しながらぜひ考えるきっかけになればと思いました。

また、先生のご要望もあり、僭越ではありますが、私自身のキャリアや今の自分に至るまでの大学からの歩みをご紹介させていただきました。 今は、就活熱があまりにも白熱している日本で、ちょっとその方向性には疑問すら感じています。 マニュアルに従ってエントリーシート書いたり、新卒入社がすべてではなく、その後にはいろんな道があり、そして多くの人との出会いや自分の経験でそのチャンスもつかんだり、方向性が変えられるということをぜひ知ってほしいと思います。 もちろん自身が就職した時代とは今は大学の数も多いため、激戦になっていることも十分認識しているつもりですが、それでも、情報は昔以上にたくさんあり、選択も非常に幅広いということが今は恵まれていると感じています。 私自身が体感してきて感じることはわりとシンプルですが、どんな人でも近い2-3年先の「目標」を設定し、その為に、やるべきことをこなしていく、ということで、時間は無駄になっていないと思います。 そして、私もそうでしたが、年齢や気持、時期によって関心のある分野は変わるものであり、常にその方向に進んでいくことで、また別の道が開かれる、ということです。 そして、ぜひどんどん海外に出かけてほしいと思います。旅行もよいですし、バックパッカー、そして、留学、インターンシップ、日本を客観的にみる事は多くの事を考えさせられます。

私に関して言えば、ほとんどの大学の友人は音楽関係の仕事をしていますので、我ながらですが。。。かなりまれな選択をしてきた、ということは事実ですが、その後も、キャリアとは別に、ルーツである音楽活動をずっと継続してきている事が非常に人生を豊かにしています。今は、課外活動としてオーケストラという場でピアノ演奏する事でリハビリ・・・となっているものの、ここでの多くのメンバーたちとの交流はまた別の形で派生していくものです。 就職ということにあまりフォーカスしすぎずに、何かプラスアルファにスポーツでも、趣味などをもってその仲間も大切にしてほしいと思います。

個人的な体験から感じている事は

20代 なんでもチャレンジする時期 そしてやりなおしもたくさん可能 道を決める上でいろいろ模索する時期

30代 ある程度したいことが決まり、このキャリアを追求する時期。社会にも慣れて、自分を磨き、次のさらにステップを考える時期

40代 人生半分にくる時期=いまは40歳定年を推奨する人もでてきていますが、この意味は、30代までに構築したキャリアなどを振り返り、残りの半分をどう生きるか、と考える時期
さらに新しいチャレンジも違う形で可能なのかと・・・


~とざっとこんな感じで、自身はすごしてきました。 トータル、仕事で出会った人、趣味で出会った人、そして大学時代の仲間や、いろんなコミュニティをもつことで、そこからの出会いで学ぶ事が非常に大きいと常に感じています。

若いうちからロールモデルを見つけることも大きいと思います。こんな人になりたい、こんな生き方したい、みたいな人をもっていると自分のことを現実的に考えられます。また、幅広い年齢の人との交流をもつこともとても重要です。一期一会がとても私にとっては重要と感じています。

少し印象的だったのは、女性の学生さんからたくさん質問をしてくださったことです。みなさん、それぞれしたいことなど考えていると思いますし、やはり同性なので距離が近いと思います。そんなところからかと思いますが、男性学生さんもぜひ、少しでも今日のお話から、こういう人もいる、という感じで受け止めて、残りの大学時代を充実したものにしてほしいと願います。

私自身大変楽しいひとときでした。先生をはじめとして大学の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。 今月はこれからちょこちょこ大学での講義機会がありますので、また多くの学生さんにお会いするのを楽しみにしております。
 

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