ビジネス奮闘記

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2011年1月19日水曜日

若者よ、大志を抱け!

8日日経夕刊1面に「グローバル人材」についての大きな記事が掲載されていました。いよいよ、経団連が動き出したようです。 ここまで政府が動かなければならないほどの貧窮さなのかとも寂しくなりましたが、今は、とにかく、日本の若者に海外へ目をむけてもらい、欧米諸国にて対等に競争していくだけのグローバル人材確保が必須となっています。これは結局のところ、国力・国益につながるわけで、教育がいかに重要であるか、それはいうまでもありません。

今回の記事はとりあえず、留学生を増加するための1つの政策として、経団連からの奨学金制度を設けることにより、留学をしやすくするもので、2012年からの開始のようです。このニュースを受けて、各大学、そして、ある意味留学先となる各国も優秀な学生確保をどのようにできるか、それぞれに戦略が必要といえるでしょう。

企業は、景気の回復に伴い、また、世界競争が激化していることをきっと若者たち以上に深刻にうけとめ、今は、商社をはじめ、若い人材への海外教育へ投資し始めています。 この流れはあるいみ世界的にみても、先進国の中でかなり稀有な存在と、私は感じています。外部からの力(政府による政策、企業による奨学金)などがなければ、動かないほどの保守的になってしまった学生の背景をもう一度再考することも重要と感じます。

同じアジアでもおとなりの韓国はきっとこのような政策なくしても、自身の意志で外に出て行く人が圧倒的に多いのが現状であり、また、中国に至っては、いわゆる高度成長期に達していることもあり、今はまさにハングリー精神が開花しているところです。 これらのほかのアジア国と日本の違いはいったい何か。ものがあふれ、安全で、そして、究極の便利さを追求する国民性も伴い、平和な国の中で、恵まれた環境で過ごしてきた現代の若者は、情報過多の中で、動かなくても手に取れる情報があふれ、そして、行動しなくなっているのではないかと感じます。 

頭の中で感じる知識と、行動して体験することはまったく異なり、多くの人と接することから生まれる新しい考え、自身の環境をふりかえり、行く方向性をみつける、そんなことを考え直してほしいと日々思います。

少なくとも私自身が学生だったころはもっと留学に対する熱さはみんなもっていた気がします。安定したものに頼るのではなく、自身が進む道を自力で探すような行動力を期待したいものです。

・・・と、結論は、もちろんオーストラリアへの留学も関心をもっていただきたいとは思いますが、ここからは、ある意味、どの程度学生にとって魅力のある教育や環境があるのか、これは各国政府がそのクオリティを訴えていくことも重要と感じます。

変革を期待します。

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