ビジネス奮闘記

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2011年2月7日月曜日

ついにEPA/FTA 交渉再開へ

昨年の協議以来すっかり停止していたEPA/FTA交渉が2月7日に再開することになりました。 オーストラリア政府はこの協議を長年大変重要視しており、すでに数年の月日が経過しているのが現状です。 この波も昨年のAPECにおいてTPPの重要性をアメリカから発信したことが何よりも大きなきっかけとなっていることはまちがいないでしょう。 てこでもなかなか動かなかったこの日豪協議ではありましたが、そんなきっかけから大きく昨年秋から情勢は変化したのです。

オーストラリア政府はこのEPA/FTAとは? ということについて、とても詳しくウェブサイトを作成しています。統計や、日豪関係から派生する様々な分野についての説明に至るまで、非常にわかりやすく書かれています。

昨年6月に経済会議、そして農業会議に参加させていただいた際に、この案件は痛感しましたが、やはり両国にとってアンタッチャブルなエリアは「農業問題」であり、まさにこの協議がどこまで進むかにもかかってくるかと感じます。

どの国も自国の産業を守るということは確かに重要であり、特に日本は農業については文化といいますか、聖域的な感覚も感じます。 オーストラリアのような国土の広い、そして豊かな自然の中で大量生産できる環境からはどうしても確かに日本はハードルが高いことも事実です。

日本側の交渉として、常に気になるのは議員たちの利権をふまえての意識がありますが、この点を十分に国民に納得のいくような形で示してほしいと願います。

個人的には、オーストラリア政府の意向も非常に理解している為、今後の両国政府の戦略をじっくり見据えていきたいと思います。

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