ビジネス奮闘記

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2011年2月23日水曜日

ユニクロの挑戦 ~ UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)との連携

カジュアルな洋服で人気のあのユニクロがとてもインパクトのあるメッセージを今回発表しました。
難民支援や保護を扱う国連組織であります国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と連携して、今後、日本に居住する難民の雇用に協力して、採用していくというニュースでした。

ユニクロ プレスリリース

個人的ではありますが、私自身の長年の関心事といいますか、問題意識は難民政策にあり、在勤中も多くの方を目の当たりにし、日本におけるその難民の方たちの地位ということに関して、社会的に何か変化を遂げることができないのか・・・と痛感していた日々でありました。オーストラリアにも70年代に大変多くのボートピープルとよばれるベトナムからの難民を受け入れ、統計から言えば、世界的にみてもその難民保護の多さはオーストラリア移民政策においても大きな歴史であったことも事実です。 慶応大学時代に、オーストラリア難民政策については卒業論文としてまとめました。
その状況に比較しても、先進国の中で最も消極的ともいえる日本の事情については長年、その政策についての方向性を懸念していたこともあります。

ただ、今回のように民間の提案からこのような雇用体系が発案され、日本に住む難民の皆さんにも大きな希望になることは間違いなく、今後の試みに注目したいところです。

昨今、外国人雇用や日本における外国人滞在など、グローバル化が迅速に進む世界において、日本の政策はそのスピートについていかなければならないほどの状況にたたされていることが現実です。 日本政府はこのようなニュースを通じて、もっと積極的に事態を認識し、動いてほしいと実感しました。 ユニクロはバングラディッシュへの進出もふまえ、グラミン銀行との連携など、これまでにもほかの日本企業がかつてしてこなかった戦略においてその、社会貢献、そしてビジネスを展開していると思います。 今後の方向性にまた期待したいと思います。

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