ビジネス奮闘記

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2011年10月4日火曜日

グローバルHR セミナー @ 豪大使館

6月にオーストラリア政府が発表した「ステップアップ in オーストラリア」の流れを受けて、今人材育成先としてのオーストラリアを民間企業は本格的に検討しはじめました。

ボストン・キャリア・フォーラム(BCF)などでも大変有名になった㈱ディスコが主催でこのグローバルHRセミナーが開催されました。かつて、金融に勤務していた時にこのBCFについての盛り上がりにはある意味驚いた事も記憶に新しい自分にとって、これからの市場が向かう場所はやはり「アジア!」 というメッセージがとても強く印象に残りました。

4人に1人は外国生まれという多民族国家
アジア各国にとって最も近い西洋の国、として存在感あるのはやはりオーストラリアなのでしょう。 そんな背景から、留学生のうちのほぼ70%はアジアから占める=この環境をおおいに活用して人材育成をオーストラリアで!という動きには着実な日本企業の戦略も見えました。

統計からの内容、そして、教育水準の高さ、また、何よりもクイーンズランド州政府駐日代表もおっしゃっていましたが、滞在中に培う人脈やネットワークがその後のビジネスに大いに活用できる、という点はこれはアジアでビジネスしていく上で、非常に大きな財産と感じました。

また、実際にこれからオーストラリアでの企業研修を検討しているJFEエンジニアリング、実際オーストラリアでHR Management を学んできたPHILIPSの人事の方、そして、すでに企業研修を実践しているケンタッキーフライドチキンさんなど、リアルなパネルディスカッションも興味深い内容でした。

・・・と会場を少し見渡しで、感じたことは、日本の人事部はまさに「男性社会」である、ということ。。。。ここは外資と一番異なるところかもしれません。外資企業はかえって女性が圧倒的に多いことが特徴であり、それはソフト面において女性特有の素養が活かされていることも事実です。
そして人事、というものの役割自身が外資ではよく「Business Parter」という呼びかたもしますが、企業経営をしていく上での人材開発、そして経営戦略としてもこのHRが関わる部分は非常に大きな機能です。 日本の会社のイメージは、人事権をもっている、という点、また、プロモーションしていく上でのローテーションの1つであり、この人事部に配属される=昇進への第一歩・・・という印象がとても強いのが現状です。

留学生の70%がアジアから
この伝統的な日本企業にある人事部、からグローバル化、と唱えてどのくらい変化に柔軟に対応していくことができるのか、ここも企業にとってのチャレンジかと感じています。

かつて、外資企業の人事部の経験もしている自分にとっては今、この「グローバル人材育成=オーストラリアで!」 というスローガンにむけて実施される大きな波をもっと多くの方に活用していただき、そして、オーストラリア研修やインターンシップを体験することにより日本から多くのハイレベルの人材を輩出してほしいと願うばかりです。

今後弊社もこの「企業研修」 そして、学生の方でももっとビジネスに特化した英語やprofessional development といいわれる分野での留学コースを併設していきたいと考えています。

留学や研修の行き先や国を検討する場合にはぜひ、 学校などのコースだけを選択ポイントにするのではなく、今、おかれているオーストラリアの立地条件(アジアの中における優位性)やビジネスにおいて自身に与える環境や影響ももっと考慮して、オーストラリアという国をみてほしいと思います。 そうすると、欧米ではなく、オーストラリアで実践する価値というものがどれだけのことか、きっと理解できると思います。

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