今週の日曜は日本においては大阪知事&市長のダブル選挙、そしてNZでは総選挙が実施されました。日本のメディアでは大阪一色で、改革路線をたどる意味で盛り上がっていましたが、NZも与党が勝利ということで、キー首相も続投に意欲をみせ、安定した経済政策について訴えました。記憶に新しい、NZも日本同様2月にはクライストチャーチにて大地震が発生したことを受け、GDPは比率に対し過去最大の赤字となっております。また、一方では、欧州の経済危機の影響も不安材料の1つであり、この影響を最小限に抑えるべく、財政安定へむけての政策が急務となっています。 日本もニュージーランドも今年は天災という予期せぬ惨事に、両国共に経済状況は厳しいのが現実ではありますが、来年にむけて、そして復興にむけて軌道にのせられるような状況になればと願います。
ただ、グローバルでみると、今、世界は一気にオセアニアへの注目が高まってきているのも事実です。ユーロ・米ドルともに不安定になった今となっては、金利も高く、比較的安定している通貨といえば、豪ドル&ニュージーランドドルということになってきています。 実際、FXはこの最近活発化しているそうで、今後、この点は目が離せない状況になりそうです。 両国にとっては、まさにチャンスとなりそうな風潮です。急激なこの経済の流れをこの最近は感じる日々です。
そして今日の日経は話題豊富でした。何度か紹介しているアメリカのEB-5プログラムについて大きくコラムとして掲載されていました。EB-5は投資をすることによって永住権を取得できるプログラムになりますが、この「投資」は単なる金融投資ではなく、「雇用創出」という点が大きな違いです。 投資することにより、ビジネスが生まれ、そしてそれに付随する雇用創出することが要件の1つとなっています。今、アメリカ経済もニューヨークで所得格差に対する暴動がおきていますが、雇用環境はまだまだ厳しいのが現実です。経済状況をふまえ、自国内における体力だけでは難しい場合、ここれらの投資マネーでまかなうことで、雇用を生みだす、という考え方は、非常にアメリカ的であり、そして、実際、その効果も生み出している点が、現実的な政策として成功していることと感じます。
今、欧米の大半が危機的になっている状況下、スピードをもって経済効果をあげることも必要となってきています。 まだまだ日本においてはこのような考え方になるのは遠い先なのかもしれませんが、「開国」することにより、投資マネーや人材を自国へよびこむことにより、国益にしていく、という事は国が生き抜いていく為にときに必要なのかもしれません。
このような流れのなかにおけるオセアニア両国はますます今後興味深く、かつ、期待したいと思います。
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