ビジネス奮闘記

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2011年12月6日火曜日

アメリカ人弁護士友人による キリン M&A のケーススタディ

随分長い間お会いしていなかったのですが、久しぶりに友人のアメリカ人弁護士とランチをしました。かれこれ前職にいた頃に知り合いましたが、その都度Catch upしながら、いろんな事を教えていただいています。まだ日本に外国人弁護士がほとんどいない時期からずっと実務をされてきた方ですが、一方現在は慶応大学をはじめとして大学で教鞭もとっていらっしゃいます。日本も近年Law School が設立され、まだその新しい制度との模索の時期ではあるものの、外国人弁護士の存在があることで、純日本人のみの大学環境にならず、学生にとっても日本人教授群にとっても刺激剤となるのではないかと思います。

ビジネス活動の一環としてお互いの話をしていた時にホームページがあることを知り、じっくり拝見させていただいたところ、とても興味深い資料が提供されていましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

日本企業の海外マーケット獲得M&A戦略は成功しているのか?

これは、まさにキリンによるM&Aのケーススタディでした。今、キリンは海外投資活動を非常に積極的に実施しており、オーストラリアでの買収はとてもメディアにおいても大きく報道され、また、最近ではブラジルへの買収として創業者との交渉について関心を寄せたことが記憶に新しいです。

かつて、オーストラリアへ進出する企業は商社・資源関係会社がメインであり、これらのサービス・ビヴァレッジ系などはほとんどなかったのが現状です。キリンをはじめとして、アサヒもオーストラリアでは同じく、積極路線であり、今後、ますます、日本企業は海外投資へ躍進していくと思われます。

今、日本にとっては円高、という時期、そして、内需だけではもうマーケットへの期待はもてない、という危機感から出ていく戦略こそが、必要とされています。 ローカルビジネスにおいて日本企業のブランディングを上げていくためには、まず、ローカルに根付いているビジネスを買収することにより、市場へのアクセスをしやすくする、というところが根本路線なのか、と思います。

すっかり見入ってしまった彼の講義でしたが、非常に興味深い分析であり、そして、日本企業としての戦略を少し垣間見ることができた気がします・・・。

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