ビジネス奮闘記

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2012年1月18日水曜日

東大 秋入学 全面移行へ

18日に大きく紙面に発表となりました。日本のトップ大学の決断はこれから、他大学、そして経済界にも影響すると予測しています。グローバル競争が過熱してきている今、日本の競争力を維持する為には大半の先進国の流れにそっていかなければ、日本は立ち遅れる・・・・という焦りすら見えます。個人的にはこの決定には賛成です。そして、日本のみならず、学生が真剣に世界を視野にいれなければならない、という危機感をもって学生生活を送ってほしい、と感じます。

ただ、半面とても気になる点は、この移行があったとして「ギャップイヤー」ができることにより、学生は個々の自由研究、ともいうべき期間が与えられます。 その中で、「どんな経験をしてきたか?」ということがまた就職活動の大きなポイントになるということです。もちろん、社会に出るまでの時間が延期になることは、それだけやりたいことを集中してみつけ、そして実践する、という行動力にも拍車がかかるので、歓迎したいところですが、今の日本の雰囲気からまた、ここでも多くの大人たちがマニュアル的に「これをすれば大丈夫!」のようなことが起きるのではないか、と不安です。

昨日は大学の先生とお話する機会があり、伺ったところ、今は大学で1年生から就職活動説明会をするそうです。自分の学生時代の状況とは本当に違うということを愕然としました。 確かに、将来の目標をたてて、どのようなことを志したいか、と検討することは必要ですが、予測するにいつエントリーシートをだして、いつまでにOB訪問して、人事部に会って・・・などの話であれば、少し残念です。 就職活動の違いを感じるだけでも、やはり多くの学生には海外に行って、同世代の学生たちと知り合い、そして自分たちの国でおきていることや行彼らはどんな視点で学生生活をすごしているか、などなど話をしてほしいです。 感じるのは、今は学生のみを責められず、家庭での教育、そして親、このあたりが非常に考えさせられる点です。 

欧米の学生はさておき、いま、新興国からの学生たちの意気込みを体感することは日本人にとって重要かと感じます。同じ年齢でもきっと描いているビジョンがあまりにも異なるということを痛感するでしょう。もっと危機感を持ち(この意味は、大企業に就職できないのでは?という危機感ではなく、頼らず、自分自身について)、そして刺激をうけていかなければ、大きくなれません。

人と違うことしてみたり、行動してみたり、若い!というのはある意味特権と感じます。もっともっと学生時代、時間を大切に活用し、多くの経験をしてほしいです。

私といえば、幼少のころから長ーく継続してきた音楽を1年間完全休止して、その頃、親しくなった留学生の提案もありアメリカに渡り、まったく異なる学生生活を1年間してみました。休学という形をとりましたが、帰国後、音楽の勉強ができるのはあと2年と痛感し、その頃に吸収した演奏技術やに曲の分析、知識は今も大きな価値と感じています。少し環境を変えてみたりすることで、自分が客観的にみえるものです。 そんなチャレンジ、ぜひしていってほしいと思います。

オーストラリアはそういう点においてきっとアジアンパワーを体感できる格好の場所と確信しています。昔と比較して、行動すればいくらでも自分の経験を深めることが可能な時代です。
インターンシップはよいツールとして活用することもビジネス抜きで、提案したいと思います。

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