オーストラリアへの観光客についてのニュースがとても久しぶりに掲載されていました。ついに中国観光客は50万人を突破し、しかも3位の米国を追い抜いたということ・・・なんとも快挙です。
かつて、日本人のオーストラリアブームの際には80万人という華々しい数字でありましたが、現在は半分40万人も切って38,9万人と聞いています。 最近アメリカも中国への観光ビザ緩和化を発表しましたが、どの先進国も、この観光業は中国頼りになってきているのは間違いありません。
経済が急成長し、人々が皆海外へ旺盛になっていくこの姿は、日本にも、それに続いた韓国にもみられた姿であり、いよいよ中国が・・・という感じです。 それにしても50万人!?という数はさすがに驚きました。
理由はやはりアジア圏として欧米に比較して断然近距離であること、そして留学先としても非常に彼らには人気国でもあり、今後の経済圏を検討しても、やはり見逃す事はできない、ということが想定されます。
何はともあれ、「観光客が急増している」ということはオーストラリア国にとってはとても嬉しい事でああります。 半面、日本からの訪問客は減少傾向でありますので、この点を日本発信としてどのように魅力をアピールしていくべきか、ここも危機感は必要に感じます。
いろいろ問答があっても、オーストラリアにとって、日本は重要国であることは変わりない為、日豪の人物交流を活発化することは大きな課題です。
~ 観光客とはちょっと違う話題として、別の記事も非常に興味深かったのでご紹介します。
これは、オーストラリア、というより 「アジア圏を真の「内需」に」 という記事でした。 主にアセアンにおける経済活動を軸に、日本も今ままでのような「日本国内=内需」ということのみではなく、アジアもその領域として考慮する経済政策が重要である、ということ。 それには、投資、という形のみではなく、「人の移動=人物交流」が活発化することによって、さらなる経済活性化を生みだす、という理論を説いていたことです。 これは、私も常々伝えていきたい、特に法人の皆様にはぜひ検討いただきたい、と思う点ですが、この記事投稿 東大教授 柳川先生も同じように、人物交流=移民ということのみではなく、長期滞在就労や留学、という形態による、一時的な滞在も増やすことが活性化につながる、という理論は一致しています。
オーストラリアは今、同じことが必要とされている、と痛感しています。これは、待っているだけではなく、国としての姿勢、そして門戸開放、という形のプレゼンテ―ションをする事による増加は十分見込めるかと感じる次第です。
圧倒的なアジアのパワーがあることを横目で見ながら、オーストラリアはこれらの活発な人物交流を自身の国に取り入れるための真の政策が問われると感じています。
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