この3月になってからは次々とサポートしているクライアントのビザが発給になり、みなさん3月~4月は出国ラッシュです。 特に法人の皆様は日本のはじまりが4月ということもあり、この時期の渡航は多いものです。 東大の秋入学、グローバル化・・・と世間ではいうものの、やはり日本は会計年度が4月~3月というのもあり、この時期は心機一転新しい場所での活躍が増える時期でもあります。
赴任がきまり、そしてビザの準備、申請、発給、そして出発・・・と考えると、意外と共に過ごす時間は数カ月になり、発給された時はやはり嬉しい限りです。 最近は、日本企業の進出のスタイルとして、M&Aによる買収という形も大変増えました。 特にオーストラリア&ニュージーランドについては飲料業界を代表するように、この動きが活発にみえます。 基本、現地企業にある販路やネットワーク、既存のビジネスを吸収することのようが現地におけるビジネスネットワークを拡大することが1からの構築よりもスムーズにいき、かつ何よりも現地の文化を認識している事は非常に大きな事と感じています。 今、新聞ではこの日本企業によるM&Aの活発化、について随分いろんな記事として掲載がありますが、実際は、日本の方が現地に行き、ビジネスを共に始めるところからがまさに本当のスタートと感じています。
今日の日経に非常にこの日本のM&Aについて、よく描写している記事が投稿されており、なるほど~と実感してしまいまいた。
31歳の若さで、ハーバードビジネススクールの教授になったインド出身のパンカジ・ゲマワット氏で現在、スペインのIESEビジネススクール教授をされている方です。日本の旺盛なM&Aを非常に現実的に観察し、そして、「悟り(SATORI)」 という日本風のキーワードで、この日本企業によるM&Aへの課題を説明していました。
・Shift(転換)・・・視点をがらりと変える。新興国を向いて経営すべき。
・Adaptation(適応)・・・国際的なM&A後は人事制度を現地の事情に合わせる。
・Talent(才能)・・・外国からの採用をする。
・Overcoming(克服)・・・習慣が異なる外国人同士の偏見を乗り越える。
・Rangaku(蘭学)・・・留学した日本人など、世界との橋渡し役を増やすべき。
・Integration(融合)・・・融合を早く深化させる。
なかなか、興味深い分析と思います。 そして、事実として、この日本企業によるM&Aのチャレンジはよくきく話でもあります。
この方の著書として「コークの味は国ごとに違うべきか」というマーケティングをからめた本を出版されたそうですが、、、この論理はまさに、今、キリンが「お茶」で東南アジアなどで甘味料いりのものを発売したり、まさにその現場に合う嗜好でマーケットをつかんでいる話と重なると感じました。
なるほど・・・よく分析しています。 でもこの客観的意見は確かに・・・と思う部分が多いことも事実です。これから海外進出を検討する企業にはこの記事は心に深く刻まれたのではないかと思います。
~少し話はそれましたが、この春の季節、 そして今、ワシントンの桜は満開のようで、毎日、ジャパンウィークの華やかな記事がメディアで紹介されています。震災復興の意味も含めて、アメリカでの桜祭りをワシントンの日米の皆様がとても華やかに開催している姿が印象的でした。
日本よりは一足早い桜ですが、、、いまとなっては、このワシントンの人たちにとっても、「お花見」や「桜を心待ちする気持ち」などはなんとなく、大切なことになってきているのではないか、なんて思います。 日本人にとっては、この桜はやっぱり特別なものなのか、と・・・。いろいろあっても、みんな春に満開の桜をみて、新学期を迎え、そして次のステップへのモチベーションになっていることが、ビジネスにおいても大きな意味がある気がします。
これからオーストラリア&ニュージーランドへご出発の皆様、心から現地でのご活躍をお祈りいたします。 また、おちつきましたら気軽にアップデートなどしていただけると嬉しいです。
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