昨年11月にアメリカ オバマ大統領と オーストラリア ギラード首相会談によって決定されたことであるが、ついに米軍によるオーストラリア駐留がはじまりました。隣国中国に対する脅威もあり、アジア太平洋地域の軍事強化、というのが名目ですが、これによって日本に駐留している米軍のバランスも考慮されることになり、日米豪の3カ国において、さらなる軍事連携が強化されることになります。この3カ国において、「軍事」という面において連携がここまで早い段階で始まるとは予測していなかったものの、急成長する中国は今や経済的にみても「大国」という存在感は世界でもあり、米国がこれに反応しないわけはない状況です。 地理的な面をふまえても、今後、ますますオーストラリアの位置も重要になるのではないか、と感じています。
オーストラリアにおける駐留は海兵隊が6ヵ月交代で駐留し、今後、5~6年で司令部寄稿を備えた2500人規模に拡大するそうです。 少しは沖縄の米軍も移行される日がくるのか、とも思う日々です。
軍に関していえば、日本とオーストラリアは特にアフガニスタンにおいて連携した部分が多く、記憶にも新しいです。 あまりオーストラリアは「軍」というイメージはないものの、それでも、対東南アジア政策に関して言えば、特に、国境沿いになるインドネシアへなどは多く配置し、内戦や紛争解決、国家警備などにもあたっている状況です。
今後、この3カ国による軍連携はどのようになっていくものか、注目していきたいと思います。
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