ビジネス奮闘記

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2012年5月3日木曜日

留職について

今週はGWということもあり、毎晩見ているWBSには毎日若者の起業家がゲストで登場しています。今日は3日目であったのですが、毎日本当に「すごい!」と思う方が登場し、非常に刺激的です。いろいろ言っても、こういう元気な、そしてタフな若者もいるのか、と日本の行く末にも少しpositive になったりもしています。 

今やグローバル人材は日本の大きな課題・・・教育現場もビジネス現場も必死感漂うこのごろです。そんなこの風潮に助け舟ともいえそうなビジネスモデルが登場しました。 
Cross Field というNPO で昨年の設立だそうですが、、、まさに今後必要としている新興国におけるチャレンジ、そして、現場研修を企業へ提供するというNPO団体です。 

代表の方もまだ若干29歳!? 信じられない!と思うほど、先を見ており、そして着実な方向を向いている気がしました。実際既にアメリカをはじめとして 「プロボノ」 活動 = 「プロ」の各スキルや技術を提供することで、支援したり、仕組み作りをすることでNPO団体を活性化したり、その企業にたりない部分をカバーしてあげる活動 はさかんであり、 日本もこの波は徐々に広がりつつあります。 代表自らも青年海外協力隊における途上国での経験、そして、そこにビジネスマンたちがビジネスモデルや技術、スキルを提供することで、その国や地域に必要なインフラを整備したり、と社会のために役立つ形ができあがる、ということが彼にとっての「目からウロコ」だったようで、これらをふまえ、このNPO構想ができたようです。

一方、企業は先日フォーラムなどでも話されていたように、「青年海外協力隊」体験者を採用する動きが増加いている=つまり、この新興国や途上国でのタフな経験をしている人、またそれらの現場での人間関係を作り、チームワークを経験してきた人を企業は高く評価する、ということです。
こういう構図からいえば、 Cross Fieldの役割はとても大きな貢献ができるのではないか、と思いました。 ニュースキャスターは「NPOにした理由」ということを追求していましたが、各国の派遣先が途上国や新興国におけるNPO団体がほとんどである場合、フェアな立場、そして、これらのNPOネットワークの強さから、あえてNPOにすることがメリットである、ということを語られていました。
確かに、彼らのパートナーは素晴らしい面々が揃っており、さすが・・・と思いました。 今後、応用するならば、ギャップタームを利用して、学生向けへも大いに可能なのではないかと思います。

面白い試みとしては既にIBM, GSKなどのようなグローバル企業では、社内版「青年海外協力隊」を実行しているとういことです。 なるほど・・・とくに現場のインフラ整備やプロジェクトに若者が各国から集まり、協同作業するだけでも、非常に有意義な経験になる、と感じます。
皆がこのようなグローバルにオフィスがあったり、大企業でない為、このNPO団体が、コーディネーターとしての役割を果たせば、それは、非常に有益かと思った次第です。

ようやく、日本も「サムスン」的になってきたのかなぁと・・・何があっても企業は机上のビジネスプランや会議では意味がなく、現場は何を必要としているのか、どんな需要があり、そしてどうしてほしいのか、などは、現場にいくことがそのカルチャー・慣習・そしてそのお国柄などなど、体感できるのです。

~~これらをふまえ、、、グローバル人材育成を掲げているオーストラリアはどのようにこれら、新興国への研修を横目に、オーストラリアにおける人材育成が有益なのか、あらためて考えていかなければならない、、、と思った次第です。

今、起業は流れとしてこの2つが熱いと思いました。個人的には②に強く関心をもち、今後日本発信でぜひ、牽引してほしいです。 
① IT & SNS
② 社会貢献系

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