まだまだ灼熱の太陽か・・・と思うほど大変暑い昼間を経て、夕方から今日は豪大使館で、クラブオーストラリア主催でワインパーティがありました。 6月の日豪セミナーに参加して初めてこの団体を知った為、今回初めて参加させていただきました。週末にあまり行った事がなかったのですが、お庭も優雅にセッティングされており、知り合いもちらほら、夏の終わりとしてはなかなかよい感じで始まりました。 このクラブオーストラリアは俳優の柴俊夫さんが発起人となり始まった団体でもあり、ご本人とも初めてお会いしました。ゴルフが大変お上手で前駐日大使ともゴルフでの親交が深いと聞いていました。
オーストラリア好きが集まるこの会は、もちろん、何度もいらしたこともある方もいれば、初めて今回このイベントに参加しました、という方も結構多く、それでも雰囲気はとてもオープンで好印象・・・。わいわいとお話の輪も広がり、最後の方にシドニー育ちの日本人ヴァイオリニストであるMASAKIさんの演奏が披露されました。
ACOはよく存じ上げておりましたが、恥ずかしながら私は今回初めてこの方の存在を知り、その親しみやすい音楽にとてもほっとした気分にもなりました。 マネジャーの方ともお話をするとなんと、私の大変ファンであるピアニストの中村由利子さんと下旬に共演するときき、ますます驚き、終わりにようやくご本人とお話をすることができました。
MASAKIさんのキャリアも大変異色で、大学では医療を専攻しており、キャリアとしては音楽を極めている状況、、、、、私自身もかつて大学では音楽(ピアノ)を専攻し、そしてキャリアとしてはオーストラリアを極めて・・・?という正反対のお互いの立場に大変話は盛り上がり、話はとまりませんでした・・・・。そう、いつも思いますが、大学で勉強したこと=キャリアにつながる人もいますが、全く異色な世界で花開く人も多くいます。そして、なぜかその道の人になってしまう・・・それでも私自身のIdentity はつきつめるところ、やはりいつも音楽に戻ってくるのも事実であり、ふとした日々の生活の中において非常に大切な領域でもあります。
まさに、オーストラリアで活躍していた彼のような人がそのオリジナリティーをもって日本人として日本でのこれからの活躍は大変楽しみになってきました。
今、日本は以前よりもクラシックやアコースティックな音楽をずっと受け入れられるような世界になったと感じています。 彼の生きてきた環境やライフスタイルから生まれる新しい曲もまた、純日本で育った人の音楽とはまた違う、そして、いわゆるクラシックを勉強するヨーロッパやアメリカともまた違う土壌と感じています。
いつも思うのはやっぱりオーストラリアは誰でも受け入れる「移民文化」 = multiculturalism (多文化主義)が非常に進んでいるということ。何よりもアジアに近いその文化はどのほかの西洋の国とも違うidentity を生みだしていると感じています。 そのような環境は「文化」として生まれ、音楽や芸術として、ぜひもっと多くの人にオーストラリアの新しさや良さを共有してほしいと思います。
とても有意義な昼下がりの午後でした。
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