ビジネス奮闘記

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2011年10月23日日曜日

MASAKI さんのコンサート

先月クラブオーストラリアの大使館ガーデンパーティで知り合ったヴァイオリニストMASAKIさんのコンサートにお伺いしました。ゆっくり演奏を聴くのは初めてということと、リニューアルしたヤマハホールも行ってみたかったので、楽しみに・・・。 

大勢のお客様がいらしていて、皆さんどこからいらっしゃるのかしら・・・と思う半面、オーストラリア関係の方も結構いるのかな?とも。 今回は特にN響さんとも共演でしたので、クラシックっぽさも感じつつ。 

演奏は流れるようにゆったりとそして丁寧に、空気はいたってとても温かい雰囲気の中で、曲によせる想いを語りながら、進んでいきました。作曲家の方はやはりその曲のできた背景や気持ちはこうして語ってくれるのは嬉しいです。様々なエピソードを交えながら、演奏もとても素敵でした。

いろいろな話をしてくださいましたが、一番印象に残ったのは、曲にも多くありますが、オーストラリアでの生活の中から生まれた曲。そして、日本とオーストラリアの間でのご自身のIdentity について語られていたことです。 日本で生まれた後に、オーストラリアへ移住したようですが、ときに日本人としてのそのidentity について考える事が多かったようです。そんな事も含めて、音楽はその2つの気持ちを1つにしてくれるものであると・・・。 でも、個人的に感じるのは、そのままのストレートな感情で、そしてシンプルに日本においてぜひ活動をしてほしい、と思いました。 ずっと日本に住んでいる方とはまたそのうけるインスピレーションも異なるでしょうし、そしてそれは個性として MASAKIさんらしさなのではないか、と思います。 あらためて日本に身を置くことで、きっとその音楽性もどんどん変化するのかもしれません。

個人的ではありますが、私にとって音楽は「帰る場所」になっている気がします。 長年勉強してきたfieldではありますが、結果的に全く異なる世界(=オーストラリア関係もそうですが。。。)に着地したこともあり、自分をリセットする為に、そして、時に原点に戻る為に音楽の時間を作っている気がします。それはやはり自分にとってはidentity なのかと感じます。今、違う世界にいるからこそ、特に幼少の頃から共に音楽を勉強してきた友人や仲間たちとの時間は今でも大切な時間になっています。

先日のドナルド・キーン氏の国籍取得ではないですが、 彼はきっとidentidy = 国籍で示そうという方法をとったのかとふと思いました。 別の国籍を取得しても本来の気持ちやふるさとへの想いは変わらない人ももちろん多いわけで、一番大切なのはidentity と思います。

今後のご活躍を心より応援しております。 

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